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新しい一年も見た目はきっと真っ黒で だから私がきれいに色づけてあげるのだ 黒い夜を美しい…
色鉛筆を紙に転がした 見たことも使ったこともない色が 白を汚した 原稿用紙を渡されて書けと…
窓をなぞった指が 少し湿る 床を踏み締めた足が 小さく震える 日が昇った 夜が終わった 昼に…
また月が満ちた 太陽は欠けた 君が欠けた 泣き出す僕 慰めた君 見下す壁紙 時を進める薄い短…
人とはつまり 泣いて 笑って 怒って 憎んで かくも騒がしく落ち着きのないもので そ…
かっぷあいす すぷーんは きで とけないようにと すくいとる つめたさで やけどしないよ…
消えていく窓を見つめていた そう 救われたのは 私だけ 貴方の言う全てが きっと真実なの 知っていた ただ貴方から失われる何かが 私には忍びない ごめんなさい 謝るのは私のほう それもきっと 知っていた ただ貴方の笑顔が 私には眩しかった そう 泣いたのは 貴方だけ 冷たい椅子に座っていた 2021.12.13 告白
2021.12.11 冬花火 手袋をはずして 落とさないよに 吐く息白く 燃える赤を 十六…
部屋の明かりが消えて 電子機器の声を聴く 彼らは私よりも 話すのが上手なのね 彼らは私より…
だれもが いつか すっと きえる だから いまも すぐとなりの きみのえがおが だいじょうぶだ…
舟を出そう 月夜の草原で 滴る雫を集めて コーヒーを口に含む 色を付けなおした夢は 次の日に…
朝日を見て、まぶしいとつぶやいて、寝返りをうつ。時計は9時を少し回ったところで、外はずっ…