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私はやっぱり買い物が苦手。
こんにちは。
久しぶりにお題作文にチャレンジしてみました。
今日は随分むかしの、おしゃれに憧れた私の話からです。
さて、
高校生を卒業して、東京へ出てきた私。
憧れの東京でやってみたかったことの一つに洋服売り場めぐりがあった。
18歳の私はあまり実りの無かった勉強に疲れて、おしゃれをしたくて、でもブティック周りはちょっと気が引け、総合スーパーやデパートの婦人服売り場を歩き回るのが好きだった。
しかし、しばらくすると気がついた。こんなにたくさんのものを見ていると、何だか疲れてしまい、自分が何を買いたいのか、わからなくなり、どうでもよくなってきた。
たくさんの物の中から自分の好きな物を見つけるには、まず事前のリサーチが必要だと気がついた。
もちろん、インターネットも携帯電話もない時代。一応、いくつかの雑誌を自分で買ったり、友達に借りたりで、なんとなく眺めていた。
そして、ブラウスがほしいなら、長袖が七分袖が半袖か、襟はショールカラーか、シャツカラーか、スタンドカラーか、生地は無地か、ボーダーかチェックか、柄プリントか、素材はコットンか化繊か、色はピンク系、ベージュ系、青系かなどと
だいたいの欲しいもののイメージを持って買いに行くことが大切だと気がついた。
今思えば、私はやっぱり複数情報、情報過多の中で判断し行動することが苦手だった。
そうそして、ウロウロしてるとそのうちショップの人に
何をお探しですか?
と、尋ねられ、大抵は、
あ、いいです。
と、やんわりスルーしていたのだが、
たまに断れず、おすすめを試着してしまうことになる。
洋服の場合だと、今思えば、ショップの方はプロだから私の印象、体型や年代、肌の色、で客観的に見てくれて勧めてくれたのだろう。
でも、若い頃は特に自分が着たいと思う物と勧められた物にギャップがあってどうもしっくりいかなかったと思う。
年齢を重ねて、仕事で着るスーツとかワンピースの類いは、相手に悪い印象を与えない、それでいてちょっとエレガントな服をチョイスしてもらって、割とすんなりいって、こんな服もいいかなと思ったことも多い。
後はお店を回っているうちに、やっぱり好きなブランドとかがみつかり、シーズンごとに通ってみたこともあった。
とは、いえ、今は自分が年齢とともに肌バリアが減り、皮膚が刺激に弱くなってきているようで、コットン100%を選ぶことが多くなってきた。
そして、デザインや色より洗濯しやすい、そして着心地がいいものを選んでいる。
そんな私は、今は服より靴にこだわっている。
靴は色やデザイン性だけで選んでしまうと、靴擦れはできるし、歩きにくい。
これも、失敗しながら甲高、幅広の自分の足に合ったブランドを見つけて、買うことにした。
好きなブランドを決めてしまうと、色やデザインなどのバリエーションは限られてしまうけれど、
ここの靴なら、楽に歩ける、と
毎日、安心して暮らせることの方を選んでしまうのは、年齢なのか、性格なのか、思わず苦笑してしまった。
◎最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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