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いらないお菓子を高級チョコに!妹のおじさん戦略

社会人1年目の妹は、とにかくおじさんの扱いが上手い。

妹は物流サービスの倉庫で働いており、その場所にはたくさんのドライバーや現場スタッフがいる。たいてい男性で、しかも40代以上の中年層が多い。一般的な新入社員なら、中年スタッフと話すだけでも緊張する。まして現場の人はより怖そうなイメージがあるので、余計に話しづらい。

私の妹は違う。末っ子気質だからなのか、40代以上の男性の扱いが妙にうまい。まず「海老で鯛を釣る」戦略だ。1人暮らししている妹は、家に自分で買ったお菓子や人からもらったお菓子があるらしい。ただ時にあまりおいしくないお菓子もあるので、自分がもう食べないお菓子をドライバーや男性スタッフに配っている。お菓子以外にも、お弁当についていて使わないマヨネーズや七味唐辛子、ポケットの中でボロボロになったカントリーマームもプレゼントしているらしい。

「え、そんな安物あげていいの?」と思ったけれど、妹曰くおじさま方は大変喜んでいるらしい。妹のマヨネーズを「え、マヨネーズかよwww」と笑うスタッフは、マヨネーズが使えるように時々焼きそば弁当を持ってくるらしい。何となくいらないチョコをあげたドライバーには、後日妹あてに美味しい高級チョコレートをもらえたらしい。

結局、大事なのは「気持ち」だ。ゴディバチョコだろうと、ポケットで粉々になったクッキーだろうと、プレゼントの気持ちさえあれば相手も喜んでくれる。長女気質でビビりなわたしは、おじさんにお弁当のいらない調味料何てわたせない、、、本当はわたしが3年多く生きているはずなのに、よっぽど妹の方が世渡り上手だ。

もうちょっとでバレンタインデーだ。正直会社にはあげたくない人だらけだけど、お返しを期待して、気持ちを無にして渡してみるのもありかもしれない。。。

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