執筆で大事なのは目標よりも〇〇
〇前回までは・・・
28日までにDriver's Highを改稿し、「撮影できる状態の脚本を書く」ことが目標だった岩崎。しかし!結局、書けたのはわずか5ページ。当然、撮れる状態ではないので仕切り直し!そんな「目標を達成できない自分」を解決するための方法を探りだした岩崎でした。
*下に実際に書いた脚本をアップしておきます、が!あくまで自分用なので読むことを強くはオススメしません!主人公がタクシー運転手だったのが逃がし屋になった、というのが変更点です。今日は脚本のノウハウというよりは物書きとして作品を完成させるために僕自身が課題に思っていることとその課題を解決するためにこういう解決策があるらしいよ、という知識の共有という感じで読んでもらえると幸いです。
〇この記事を書いている理由
僕は英語と読書が好きでたぶん人よりも苦なくできる人間だと思っています。その英語力を活かして海外で教えられているハリウッド映画の脚本術を発信することで日本の脚本家の方々の助けになるかもしれないと思ってやっています。純粋に脚本家がどんな風にして作品を書いているのか気になる、という好奇心で読んでくれている人もありがたいことに僕の周りにいます。なので気軽に読んでもらって大丈夫です。
こういうお悩みをお持ちならこの記事をぜひ読んでください
・目標の達成がうまくできない
・一人で努力が継続できない
・もっと楽に自分の目標を達成するための方法を知りたい
あなたは夏休みの宿題を夏休み終わりにやるタイプでしたか?
まず、これを読んでいるあなたに聞きたいのですが、夏休みの宿題はどのように終わらせてましたか?正直に話しますと僕は夏休み最後の日になって焦って片付けていたタイプです。もし仕事や執筆活動においてこのやり方をしている人はやり方を変えることを強くおすすめします。
その理由は2つあります。1つが「低いクオリティのものしかできない」2つめが「持続可能ではない」です。
1つめの「低いクオリティのものしかできない」ですが、夏休み終了一日前の宿題で100%満足できる宿題ができると思いますか?僕はそう思いません。これは実体験ですが、夏休み終了の一日前。僕は図画工作の宿題を残していました。(なんでよりにもよってこんなヘビーなものを・・・)そして、作ったのが牛乳パックの4面を白い紙で覆って舌をペロっと出しておばけを作り、穴をあけて「貯金箱の完成」なんて言いました。改めて想像してみてください。・・・ホントに目も当てられない出来でした。これは同じモノづくりである執筆にも適応されます。〆切を設定してその〆切直前でやってもいいものは生まれません。もちろん「俺は〆切前の追い詰められた時こそ良いものができる!」という人もいるかもしれませんが、僕はこのタイプではありません。どちらかというと「一発で100点満点が出せないから早めに終わらせて〆切までに何度も見直してクオリティを高めていく」というタイプです。
2つめは「持続可能ではない」ということ。どういうことかと言いますと〆切直前にスイッチを入れて執筆をするというのは多くの集中力、体力、精神力が必要になります。今、僕は28歳なので徹夜をすることもなんとかまだできています。しかし、10年後も同じようなやり方を続けることができるでしょうか?そう考えた時に「絶対無理」と考えました。睡眠不足で健康を害して執筆活動ができなくなるというのは僕は嫌です。
この2つのデメリットを回避するために僕がオススメをしたいのは「目標」や「〆切」にこわだるのではなく「習慣」を作ることです
日頃からの習慣のメリット
習慣がなぜ大事なのか。それは「意志力を必要としない」「定着すれば後は自動で積みあがっていく」というメリットがあるからです。
まず、意志力を必要としないというメリットですが、執筆って意志力が必要なんです。「これで本当に面白いのかな?」とか「次の展開はどうしよう?」とかそういう考えと戦いながら書くからです。これをいきなり「この日に10ページは書くぞ!」と気合の入ったスケジュールを立ててもできません、少なくとも僕は。
しかし、毎日1ページでも脚本を書くことが習慣化できていれば執筆が習慣化しているおかげで何も抵抗なく執筆できるわけです。たかが、「1ページの脚本かよ」と思われるかもしれませんが、この習慣が1年続けば365ページの脚本が書けます。これ、120分の映画3本分です。
習慣化のコツ
ここまで習慣化のメリットをお話してきましたが、実際に習慣を定着させるために何をすればいいのかを紹介しようと思います。結論から言いますとそれは「If then planning」と呼ばれるものです。
これは「特定の場所、特定の時間に特定の行動をしたら〇〇(習慣化したい行動をする)という仕組みです。
僕の場合ですと「起床後、散歩と運動してシャワーを浴びたら執筆に10分向き合う」ということを習慣化、しようとしています💦
僕もまだまだ修行中の身です。今回の失敗を活かして今度こそ「撮りたい」と思ってもらえるような脚本を書いていきたいと思います!
今回から脚本で活かせること
・1日1ページでもいいので執筆習慣を作りましょう
・習慣は今、あなたが日常的にやっている動作にくっつける形で始めましょう
EX:歯磨き→メモ帳にお話を10文字書くなど
一緒に習慣化をしませんか?
もしこれを読んでいて「目標はある。それを達成するための習慣も作りたい。でも、一人で努力が続いた試しがない」という方はいると思います。そんな方のために僕はコーチングのサービスも行っております。1か月500円から始めることもできます。興味のある方はコメントしてもらえれば必ず返信します。それでは、また!
次回予告というか次回目標
次回の会議日は4月12日、それまでに1回は書き終えて物語の研鑽を図りたいと思います。みなさんも頑張ってください!
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映画学校に行くお金がない人にも脚本家として成功するチャンスを与えたい
最後にこれを読んでいただいているあなたにお願いがあります。僕がこうしてハリウッド映画のノウハウを無料で公開しているのは僕みたいに映画の学校に行ってノウハウを学ぶことのできない脚本家を目指す人のためです。僕の英語力で海外の文献や資料にアクセスし、それを無料で公開することで恵まれない脚本家志望の人たちのためになると信じて今日もこれを書いています。これを読んでいるあなたがその思いに共感してもらえたら1か月500円からでも支援をすることができます。そのサポートによって僕自身も非常に助かります。 現在、6人の方からご支援をいただいております!もしも応援していただけるのであれば下のリンクをクリックし、"I just want to support Yuki!" をクリックしていただければ幸いです!https://www.patreon.com/one_shot_movie?fan_landing=true&view_as=public
これから書いていきたいと思っている脚本ノウハウ
・ログライン・テーマ:①の復習・4コーナー・アウトライン(ストーリーサークル)・完璧主義・ミッドポイント・シーン・エクスポジション・エンディング・初稿の出来上がり・ナーヴ感想・メインストリーム・伏線(ルーベンズタッチ)・エニアグラム・リライト
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