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ブランド = 製品 + ○○

「あのブランドいいよね~」「私、このブランド好き」。

日々の会話の中で出てくる ”ブランド” という言葉。

会話の中で使ってはいるけれど、
あらためて「ブランドって何?」と聞かれると、説明が難しい言葉である。

そんな私に納得する解をくれたのが、以下の動画である。

元P&Gのブランドマネージャーで、台所用洗剤のジョイやファブリーズを担当されていた石井賢介さんの動画。

解説がとてもわかりやすく、
しかも、仕事でも使える考え方だ!と思えたので記録に残しておきたい。

ブランド = 製品 + ○○

"ブランド" を理解する上で、有用となる質問が

Q:ブランドと製品の違いは何か?

だという。

例えば、牛丼という製品。

牛丼という製品に、「うまい・安い・早い」という意味づけが付与されると「吉野家」というブランドになる。

このため、"ブランド" とは、

ブランド = 製品 + 意味・約束

という方程式で表されることになる。

シンプルで覚えやすいのに、納得感の高い方程式だと思った。

そして、これだけでも勉強になるのに、動画ではさらに衝撃的な事実まで紹介されていた。

"ブランド"を構成する2つの要素のうち、
モノの値段を決める付加価値の源泉は、「製品」側ではなく、「意味・約束」側だという

「え?製品機能にお金払ってるんじゃないの?」と一瞬思ったが、例えばディズニーランドを思い浮かべると理解しやすかった。

食事代や飲み物代など、日々の暮らしと比べるとスペシャルな価格だなと思っても、「夢と魔法の国だしな~」と思いながらお金を払っている自分を思い出した。

動画の中でも、「車」を例にした説明があるので、意味づけの具体例を知りたい!と思われた方はぜひ動画をご覧ください(^^♪

Q:自分のブランドを売った時、
消費者はどのような感情的報酬を得られるのか?

モノの値段はこの「意味・約束」側で決まるので、ブランドの意味づけは特に精度高く設計しようと心に刻んだ。

まとめ

日々何気なく使っていた "ブランド" と言う言葉。
今回、その言葉を定義してみて、身の回りのモノたちの見え方が変わった。

また、自分が売る「製品」の機能が、たとえ高機能でない場合でも、そのブランドの「意味づけ」がしっかりと設計され、かつ、それが消費者に正しく理解されていれば、その商売はうまくいく可能性があるということを知れたのは大変心強い。

これから自分のブランドを確立させていく時にはこの動画を定期的に見返し、愛されるブランドを作り上げていきたい。

最後に

石井さんが公開されている以下note、
「P&G流マーケティングの教科書」も大変勉強になった。

このような情報を公開してくださっていることは、起業する私にとって大変ありがたい。
心から感謝したい。

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