損なわれる美、失われる美

村上春樹著『ノルウェイの森』を読み返しながら感じたこと


私は美しいものが損なわれることが何より哀しい
美しいものが失われることが何より哀しい

でも
損なわれているから美しいと感じるのかもしれない
失われるからこそ美しいのかもしれない

美しいものは損なわれないでほしいのに
損なわれていることに美を見出してしまう
惹かれてしまう 
むしろ損なわれることを望んでしまう

自分の中のどうしようもないアンビバレンスに胸が苦しくなった

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