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<よなよなーと3> リアルを感じる/自分の好きと弱さを共有して生きること

バイソンジャーナル 「よなよなーと」その3


バイソンジャーナル 「よなよなーと」とは、ダンサー・振付家のならさきゆきのがバイソン(神戸にある廃屋建築集団が運営するカルチャー村)に滞在中、日々過ごす中で、感じるよしなきことを、よなよな、ぼーっとふわっと綴る滞在日記。アートやダンス、ライフについて考える。


20240312

今日は、昔お世話になっていた、スタジオの生徒さんに、コンテンポラリーダンスのワークショップをした。
初めてコンテをする子も何人もいた。
年齢もさまざま。
その子たちは、見様見真似で、ついてきた。
私は、今や、プロのダンサーというカテゴライズの中に生きているのだが、昔は、「超」がつく不器用で、すぐには何もできないし、真面目にレッスン受けてるかと思いきや、レッスン中寝てるような子だった。

だからなのかなんなのか、ワークショップなどで、あんまりできてないけど、なんか感性あってる子を見ると、無性に応援したくなる。。。

レッスンの最後に、一番楽しかったことと難しかったことを聞くと、その答えは、見事に、バラバラだった。
バラバラだったということは、それぞれに、感じながらレッスンを受けてくれたということ。

人間、大人になると自分で生きていく。自分が難しいことは、人に頼って、人と協力して生きていく。
自分がどう感じているか、何が楽しくて、何が難しいかを子供のころから普通に出せるのは、ある意味、めちゃくちゃ大人だと思った。


バイソンには、いろんなバックグランドな人がいる。国も、文化も生活も違う。
そんな人たちとただ一緒にご飯食べながらしゃべる時間が、好きだ。
みんなでなんちゃら〜は、苦手なのだが、なぜかバイソンにいると溶け込める気がする。(勝手に)
バイソンに帰ってきてからまだそういう時間を持ててないが、村人と食卓囲んで、またゆるゆるしたい。
みんなそれぞれのマイペースがあって、お互いにそれを受け入れ助け合うエネルギーが流れてる。
シェアハウスだったり、いつも一緒にいる関係の中では、小さいところでは、うまくいかない時もあるだろうが、大きい全体のエネルギーがそうだと、なんか、全体を見た時に、うまく行ってる、みたいなことがあると思う。

そんな、なぞな力が、ここには、あるんだと強く思う。


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〈 バイソンについて 〉
神戸にある廃屋建築集団、西村組が改修した空き家群です。現在の私の住まいでもあります。ギャラリー、地下ギャラリー、アトリエ兼住宅、コワーキングオフィス、シェアハウス、共同茶室などの棟が連なっています。
この場所で、作品ができていく(かもしれない)ことに、ワクワクしています。この空間でパフォーマンスをすることもあります。
アーティスト、建築家、デザイナー、様々な方が集まる面白い場所なので、ぜひ情報チェックを!

廃屋グループ、西村組のインスタグラム:https://www.instagram.com/haioku_group/

バイソンに関連する記事:
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/5d2b86eed90642446d15b577bc37a4f25de797ce
https://www.tokyoartbeat.com/articles/-/haioku-artist-in-residency-photoreport-202311

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