見出し画像

中国共産党幹部、相次ぐ外交へ。 中国は大国としての役割を果たしているのは事実か


中国共産党幹部、相次ぐ外交

今月、中国共産党の幹部が相次ぎ外交しています。

【習近平主席】
ロシア・プーチン大統領、エジプト・シシ大統領、赤道ギニア・ンゲマ大統領
フランス・マクロン大統領、EU・フォンデアライエン委員長、
ハンガリー・オルバン首相、セルビア・ブチッチ大統領

習近平国家主席を見ても今月、このようなキーパーソンと会談を
行っているのです。

特にロシアやフランス・EUについては
以前、お伝えしましたが、
エジプトのシシ大統領はイスラエル・ハマス問題に対する
アクションであり、中国が両国の間に何かしらの
和平を仕掛けるかもしれません。

ただ実効性については現時点では低いでしょう。

【李強首相】
日本・岸田総理、韓国・ユン大統領、
赤道ギニア大統領、リビア首相、韓国・サムスン会長、英中貿易協会訪中団、

【王滬寧政協主席】
インドネシア国会議長

3名のキーパーソン(チャイナセブン)が相次いで外交を重ねる他、
中国外相の王毅氏、さらに中連部長の劉建超氏が
世界各国へ訪問しています。

特に劉建超氏は昨日、
岸田総理と上川外相、さらに茂木幹事長と
公明党山口代表、二階元幹事長など
相次ぐ日本国政府要人との会談を実現させ、
2018年以来の自民党・公明党と中国共産党の
議員間の交流再会
という結果をつくりました。

さらに外相間の往来もまた両国ともに意欲的であり、
来年の日中韓首脳会談では
李強首相が訪日される
ことを踏まえ、
事前に外相の往来を実現したいところです。



アメリカには中国外務副大臣が訪米

さらに新華社通信によりますとアメリカには
馬朝旭副部長が訪れ、キャンベル国務副長官と協議
する他、米国各業界の幹部とも会談するそうです。

米中でも各大臣がハイレベルの会談を実現していることもあり、
日本も今回の日中会談が
一種の衝突の際の歯止め役として担うことを信じております。

日中関係の諸課題のズレ
・尖閣諸島における領土問題
・台湾有事における問題
・中国の過剰生産問題
・処理水放出における中国の輸出規制

日中両国で出来る課題
・気候変動問題対策
・介護技術の輸出
・文化や歴史の交流

特にお互いに高齢化が課題の中で、
日本としても中国に福祉サービスの輸出は
両国の架け橋にもなるでしょう。

建設的かつ安定的な日中関係の構築に向けて、
来年度の日中韓首脳会談の李強首相訪日の前に、
懸念案を再度見直す機会が今回の会談であることを願っています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?