見出し画像

デキる女計画①話術 「稼ぐ人の会話」

こんにちは。

今回は「社会人なら知っておくべき話術のポイント」について綴ってまいります。

私は4月1日を持ちまして社会人デビューを果たしました!
これから自分の市場価値をグングン上げていきたいと思っていますが、1番不安な要素が「社会人としてのコミュニケーション」です。
不安を解消すべく『稼ぐ話術 すぐできるコツ』を読み、ポイントをピックアップしていきました!

Q.なぜ気を付けるべきポイントがあるの?

この答えは、単純に言えば社会人は稼がなければいけないからです。

就活時代私は、そもそもビジネスの会話と今までの会話をなぜ変えなければいけないのか、と思っていました。

今までとこれからの違いは2つあります。

1つ目は話し相手が誰であるかということ。大学時代、友人は大学生が多く、自分以下の年齢との関わりが多いです。しかし、社会人一歩目を踏み出した今、会話相手は仕事をする社会人となります。

2つ目は会話の目的が何であるかということ。友人との会話やプライベートな場面では、相手と自分が楽しむことが目的だと思います。それに対して、社会人とのビジネスシーンの会話は、相手に納得してもらい、契約を成立させることが目的となります。

ではこの2つの違いが何を意味するのでしょうか。それは、相手を引きつける必要性です。
「契約の成立=自分(達)にコストをかけてもらうこと」です。会話の段階でコストをかけてもらえるかは、話が端的でわかりやすいか、もっと聞きたいと思えるかが重要です。

これは、自分が社会人となってお金を稼がなければいけなくなったから生まれる要因です。
雇われている以上、私たちは会社に利益を出さなければならず、そのためには、お客様との契約が必要となります。契約は信頼によって成り立ち、信頼とは仕事ができると相手に思わせることです。
そして、仕事ができると思わせるには、会話で相手を引き付ける必要があります。

つまり、仕事ができる人と思わせて利益をあげなければいけないから、ビジネスシーンでの会話術を知る必要があるのです。

それではさっそく、計10個のポイントを紹介していきます。

①結論から話す

仕事ができる人の話は、結論から話し、結論で終わります。一般的には「結論→理由、具体例→結論」という構造をとります。

これが生み出す効果は2つです。
1つ目は相手の関心を引き寄せること。相手の関心を一番最初に持たせることができなければ、続きの話を聞いてもらえることも有りません。
2つ目は話の要点がわかりやすいこと。要点が相手の記憶に残れば理解が深まり、短時間で過不足なく伝えることができます。

また、著者によれば、「起承転結」ではなく「結結結結」で話すべし、とのことです。
稼げない人の話し方の特徴が、話が丁寧すぎて、何を言いたいのか伝わらないこと(まさに私の就活時代です)。このような話し方をする人は、「起承転結」を端折ることなく丁寧に説明してしまい、要点がぶれやすく伝わりずらいのです。
これに対し、稼げる人は最初に結論の数を宣言し、あとは結論のみを並べるスタイルで話します。言いたいことは、100%伝えなくていいんです。細かい説明を端折ることで言いたいことだけがシンプルに伝わるようになります。

②二者択一で話す

稼ぐ人は選択肢を2つ用意して会話を進めます。その理由は、筆者曰く

仕事はもちろん、人生において重要なことは、すべて「二択」だからです。

提供する二つの選択肢も、シーンによって選び方を分けます。

相手に提案をする際は、受け入れてほしい提案とその条件に近い案の二択で提案します。(著書ではA案とA’案と表現)
例えば相手に資料を確認してもらいたいときに、「サインか捺印をお願いします」と言うような場面です。
そうすることで、相手がどちらを選んでも自分の提案を通すことができます。

相手に理由や原因を聞くときは、どのようなことでもいいので別々の具体例を2つ選択肢とします。
例えば、「プロジェクトが進行していないね。他の業務の負担が大きいから?それともメンバーが協力できていないから?」などの場合です。
このように質問すれば相手は原因などを考えやすくなり、明確な答えが返ってくるようになります。

③数字を使って話す

数字を使う理由はまさしく、数字以上に明確なものはないからです。
・会社で莫大な利益を生み出した社員
・1億円の契約をとれた社員
この2つを見たとき、イメージしやすいのは紛れもなく後者ですね。

数字は世界共通ですし、おおよその数からその数が大きいのか小さいのかが誰でも判断できます。そのため、数字が与える影響は偉大です。

④2W1Hで話す

ここでの2W1Hは「What(何を), Why(なぜ), How(どのように)」です。
これ以外の3Wは、はっきり言って必要ありません。なぜなら、情報量が多すぎるからです。
前述の「①結論から話す」を見ればわかりますが、丁寧すぎる説明は伝えたいことがうまく伝わりません。残りの3Wはここにつながります。

順番としては、Why(なぜやるか)→What(何をやるか)→How(どのようにやるか)と伝えるのが適切です。
そのなかでも、特にHowの部分が具体的な解決策となるため、聞き手が一番引き付けられる重要な個所となります。

⑤「ファクト+意見」で話す

ファクトとは客観的事実のことです。自分の意見とともにファクトを組み込むことで説得力が上がり、相手が自分の意見に賛同しやすくなります。

特に心動かされるのは競合他社の成功例です。これを客観的事実として相手に伝えることができれば、相手方も自分が提案を受け入れたときの成功イメージが鮮明になります。
この成功例には、さらに数字情報まで組み込むと、説得力がぐんと増します。

⑥主語をうまく使う

稼ぐ人の会話は、「私」という主語を場面によって使い分けています。

「私が」と主語をしっかりいう場面では、自分の意見を主張する場面さりげなく自分を売り込みたいときなどがあります。
自分をさりげなく売り込む場面とは、例えばチームでの行動を上司に報告するときです。チーム全体の活動の中で自分がやった行動を「私が」という主語を入れて話すだけで、チームとしてではなく自分自身を上司が認めてくれます。しかも売り込んでいると相手に感じさせない高度なテクニックです。

ただ、稼げる人は「私」という主語をあえて隠して話すということも同時に行っています。
一度「私」という主語を出せば、その後の基本的な行動は自分が主語であることが聞き手にも想起されます。つまり、繰り返し「私」と主張することは逆にしつこいのであえて主語を使わない話し方をします。

⑦自分をしっかり売り込む

これは、先ほど⑥で述べた主語を入れたり、自己紹介でしっかり自分を売り込むといった方法で達成できます。

稼げる人は、自己紹介を「1分ver.」「2分ver.」の2種類持っていると筆者は言います。
「1分ver.」ではプレゼンなどのビジネスシーンで使い、自分の得意分野を話します。「2分ver.」はパーティなどの場で使い、得意分野に加えて自分の人間的魅力を付け加えます。
自己紹介の目的は自分の存在理由を表明する場です。だからシーンごとに使い分け、さらに自分がその場でどのように貢献できるかを伝えます。私は研修等の自己紹介をずっと模索していたので、このセクションは目からうろこでした。

⑧相手へ特別感を与える一言を言う

具体的には、「相手のメリットを伝える」「一言気遣いを添える」「相手のこだわりをほめる」といったことです。

「相手のメリットを伝える」という場面はいろいろありますが、営業職としてお客様と交渉するときが一番わかりやすいと思います。
お客様は自分たちにメリットがあると感じなければ契約を飲んでくれません。だからしっかりと言葉にして伝えることで相手の心を動かすことができます。

「一言気遣いを添える」「相手のこだわりをほめる」の2点は、単純に自分がされたらうれしいことだと思います。これらの一つ一つの積み重ねが、自分に対する評価となっていきますし、自分の人間としての価値も上げていきます。

⑨ひきつける言葉をうまく使う

場の空気を壊して、うまく人を惹きつけることができる言葉がいくつかあります。例えば「ここからが重要です」という言葉です。

会議が長引いたり、自分が話すパートが長く続くと、どうしても集中力が切れてしまうという環境に置かれてしまいます。そういった状況下で一言「ここからとても重要なことを話します」「これから話すことはメモしてください」などの発言をすることで、注意力を一気に引き寄せます。

⑩雑談の鉄板ネタは「筋トレ」「読書」「グルメ」

ビジネスシーンでもフリートークの時間があると思いますが、全社会人共通で興味のある雑談ネタは「筋トレ」「読書」「グルメ」の3つだそうです。

というのも、仕事ができる人の共通する趣味がこの3つだそうです。

「筋トレ」は自身の健康に関するものであり、ビジネスパーソンとして自身の体調管理は重要なことです。また筋トレを行う過程はビジネスにも通ずるものがあります。

「読書」は情報収集や見識を高めるなどの効果があります。私も就活を終えてから読書をするようになりましたが、無料でネットで見られるコラムなどとは違い、洗練されて質の高い情報が入ると感じています。コストをかけただけの価値は返ってくる実感です。

「グルメ」も健康と同様、生物として人間が食事をするのは当然のことなので、食事に興味を持つことも当然のことです。また、おいしいお店を知っていることは、ビジネスのシーンでも会食会場の知識などとして役立ちます。私もこの情報を仕入れてから、今までに行ったおいしいお店をノートにリストアップし始めました。

今こそ知識を自分のものにして自分磨き

10このポイントを紹介していきましたが、まだまだビジネスに役立つたくさんのポイントがあるので、ぜひこの著書読んでみてください!

正直読んでみて、知っているものから初めて知ったものまで様々でした。
こう言ったポイントを知っているか知らないか、そして知っていたらどのように自分のものにしていくか落とし込むことが重要だと思いました。
今回、この知識を吸収できたことで社会人として現場でスタートする不安が解消できました。それどころか早く実践してみたいとすら感じています!

現在私は会社から自宅待機を命じられており、この知識を実践する機会が例年に比べて大幅に減っている状態です。
しかしこの時間は逆にチャンスだと思っています。というのも、社会人としてスタートダッシュする際の不安を見識を高めて解消できる期間が用意されたと思うからです。
こういった知識はぜひ積極的にインプットしていきたいと思います。
そして、入れた知識はぜひ実践形式で活用していきたいです。自宅待機が解除されてからこのポイントを押さえてビジネスパーソンとして稼げる人間になっていきます!

皆様にも、今回紹介した知識がどこかで活かされる機会があることをお祈りします。

この記事が参加している募集

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?