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琵琶湖の夜は美しきかな

昨年の12月から東京出張が多く、ホテル代高騰しまくりのため、部屋が狭く、ユニットバスのただのビジネスホテルに泊まりまくっている。コロナ禍では1万以下だったのに、今は15,000円で泊まれたら御の字だ。

小窓から赤く光輝く東京タワーを眺められても、小窓なだけにテンションがあがらない。広々としたホテルでたまにはゆっくり書きたいもんだと、入稿がバリバリ重なったとある日の平日、超キャンペーンを見つけて、全室琵琶湖ビューがウリのびわ湖大津プリンスホテルでリモートワークをした。

やっぱりちっこいビジネスホテルとは違う。なんといっても窓が大きくとられているのがいい。ぼ~っと琵琶湖を眺めていたらトンビが旋回しながら上昇してきて、目があった!あったぞ!と興奮するくらい近くに飛んでいる。

難点といえば、リモートワーク用の部屋ではないので、ちょうどいい高さのテーブルの前にはテレビ、イスは背もたれがないラウンドで落ち着かないくらいでテーブル自体は広いので使い勝手はいい。もちろんWifiもばっちり。


もちろんバストイレ別。欲を言えば、大浴場にサウナ、水風呂付が希望だがそこまで求めるなら琵琶湖ホテルに行けといわれるので、別なだけありがたいと感謝をし、お風呂につかる。

2種類の入浴剤が置いてあるので浴室内の香りはすこぶるよい。

これまたいちいちアラを探して申し訳ないのだが、換気扇がない?あまりききがよくないからか、ミストサウナ状態。かなり息苦しくなって長風呂は無理であった。

これもまあ、ビールでも買って、冷蔵庫に仕込んでおけばいいわけで問題解決。


目の前に建物はなく、琵琶湖のみ。レースのカーテンを全部開け放しても誰にも見えない解放感がいい。
そして、宿泊した日は満月一日前。
ムーンロードが美しい。

もちろん寝るときもカーテン全開!こういうときくらいしかカーテンを閉めないで寝るなんて贅沢なことはできないので、開けて寝られるときは極力開けまくって寝る。

そうすると朝の日の出とともに自然と体が目覚める。と書きたいが、もう早寝早起きが体内時計にセットされているので必然的に5時前後には起きてしまうという完全年寄体質。


この日は雲が多いものの、太陽の光が琵琶湖にさす神々しさ。
そしてこの静かなる湖面。なんともいえない朝の清々しさ。

もちろん、琵琶湖畔散策もすぐ目の前。

この寒い中、朝から釣りをしている人、防寒着を着こんで散歩をしている老夫婦、そして、大量のカモ。癒しの朝散歩である。


琵琶湖を見ながら優雅にブレックファースト。朝ごはんも景色を見ながら食べると何倍もおいしく感じる。


滋賀といえば近江牛。ということで、近江牛丼もいただく。やはり、誰かが作ってくれた朝ごはんを眺めのいい場所で食べるというのは食欲が増す。いくらでも食べられそうと思うも、食べすぎると胃もたれして後々後悔するから貧乏根性を出さずにここいらで終了する。

むしゃむしゃ腹十二分まで食べなくなったあたり、大人になったなあたしと自分をほめたり。


コーヒーはテイクアウトで部屋でゆっくりと。朝一発目から仕事でもと思ったが、今度は景色がよろしすぎ&太陽がPCに直撃して、まぶしすぎたので

「あ~もうやらね」

ベッドでごろんごろんして、チェックアウト。

結局、夜しかはかどらなかった気もしないでもない。ワーケーションなんて言葉もあるが、ワークとバケーションを一緒にやるなんて気持ちの入れ替えができない

やはり仕事をやるときはやる、バーケーションするときはバケーションに集中するほうがメリハリがつくし、どちらも思いっきりできる。

ちなみに家での仕事も同じ原理。家は思いっきりくつろぐところで、仕事をしていると、「あ!布団干そうかな」「あ!夜ご飯の仕込みしようかな」と家の用事をちょいちょい考えて、ちょいちょい離脱してしまう。やりたくない仕事を後回しにしているともいう。

リモートワークをするために快適なホテルに泊まるのはよろしくないし、ずっと家にいるのも性に合わないと今更わかった次第。

ということで、座り心地がよいイスとテーブルがあるシェアオフィスを探し中。


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