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立ち飲みバーの2階はキャンプ場?!URUK街の瑞夢へようこそ

知り合いから
河内小坂近くにおしゃれなバーができるよ

とメッセージが入るも、そもそも河内小阪ってどこよ?からスタート。
大阪は河内と名がつく地名や駅が点在しているし、河内というとなんとなく大阪の南エリアなイメージがあり、大阪でも京都に近いところに住む私には、ちょっと遠いイメージ。

早速、グーグルマップで確認すると大阪のコリアンタウンで有名な鶴橋から近鉄線で4つめ、大阪の南にある八尾市と新大阪駅をつなぐおおさか東線の途中「河内永和駅」からも徒歩10分くらいでつく場所だった。

河内って広いんだな~と河内国について調べてしまったけど、歴史が長すぎて書くととめどなくなるので気になる人は
こちらでどうぞ。

コロナ禍の中、オープンしたお店は
「OUTDOOR STANDBAR URUK」

その名のとおり、アウトドアができる立ち飲みバーで名前はウルクという店らしい。

立ち飲みとアウトドアが融合するとどんなお店に?テントの中で立ち飲み?!とばかげたことを思いながら早速ご訪問。

URUK街の夜、ウルク街の瑞夢


近鉄線「河内小阪駅」で降りると、目の前にちょっとしたロータリーとその先に、大阪でおなじみの屋根付き商店街通り。

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天神橋筋商店街のような活気はないものの、薬局や本屋など生活必需品を取り扱う店がちらほら。

てくてく歩いて数秒で左側に入る道を発見。

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やすらぎ整骨院の看板があるのみ。グーグルナビに連れて行ってもらわないと素通りしてしまうほどさびれている。グーグルナビになびかれても、たまにグーグル先生、嘘つくから、ここであってる?と何度もスマホを見返してしまったほど、この先にお店があるとは思えない。

薄暗い道を進むこと数秒で「OUTDOOR STANDBAR URUK」到着!

この道の先にこんなこじゃれた店があるとは!とびっくりのリノベぶり。

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正直にいうと、おしゃれなのはこのお店だけで、目の前は昔ながらのうどん屋さん、その横はライトが怪しくジージーと音を立てながら点滅するマッサージ屋さん。
これから、活性化させるべくいろいろ仕掛けていくそうで、どんな進化をたどるか楽しみな通りでもある。

で、このさびれた(←何度も繰り返して失礼)通りに名前をつけたい!というオーナーからの指令がきたので、いろいろ考えあぐねた結果、

URUK街の夜
ウルク街の瑞夢

はどうかなと。

はい、そうです。エルム街の悪夢からインスパイアされちゃいました。
ちなみに響きだけで、エルム街の悪夢のようなことは何も起こりませんので、ご心配なく。

今はやりの「裏河内小阪」とか「新河内小阪ストリート」とかストレートでわかりやすいネーミングのほうが刺さるのか?
ということで、あなたが名付け親になるチャンス!
これは!というのがあれば、「OUTDOOR STANDBAR URUK」へご連絡を。

ウィスキーはスキットルで注文


扉をあけると温かみのある木のL字カウンターテーブルがド~ンとお出迎え。

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アウトドアと立ち飲みバーの融合と聞いていたから、もうちょっとガチャガチャとアウトドアグッズがあちゃこちゃとディスプレイされているかと思いきやの大人な雰囲気。
一人でぶらりと
「マスター、いつもの」(←いつかやってみたいやつ)
なんて言ってみたくなる雰囲気。

外国のビールを瓶のまま飲んでみるのもよし。今はあまり言葉に出したくない「コロナ」もあり。風評被害・・・

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レモン、オレンジなどさまざまなフルーツシロップがあるモナンシロップでカクテルを作ってもらうもよし。もちろんノンアルコールもOK!

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ウィスキーでしっぽり行きたい人はスキットル購入がおすすめ。

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スキットルとはアルコール度数の高い蒸留酒をいれる小型ボトル。

ルパンの相棒、次元がよく持っているあのボトル。
スキットルに入った蒸留酒を浴びるように飲む男の人ってちょっと危険な香りがして、そんな人と恋の駆け引きでもしてみたいわと思ったこともあるけど、そもそもスキットル持っている人に出会ったことがなく・・・自分で浴びるように飲んでみてもいいが、そもそもスキットル持っている女ってどうよ?と思ったりして、まだ挑戦したことがないスキットル飲み(←っていうのか?)ができる。

夢のスキットル飲みができるだけでなく、ウィスキー4杯分の値段で5杯飲めてとってもお得。

一人でスキットル飲みをするもよし、2~3人でシェアして1杯無料にするもよし。ちなみにスキットルは持ち帰れません。
どうしても持ち帰りたい(購入したい)場合はオーナーにご相談を。

アウトドア気分を盛り上げるグッズ


それにしてもアウトドアとのコラボはどこへやら?と思いつつ、そろそろ立っているのもしんどいなともぞもぞしていたら、
「2階で座ってゆっくりお酒を楽しんでは?」
と提案されたので、人ひとり通れるくらいの階段を上る。目線の先にアウトドア気分爆上げグッズ!

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アウトドア商品の老舗Coleman(コールマン)の座り心地がよさげなイスとおしゃれな木のテーブル、ランタンも灯っちゃったりして雰囲気抜群!

料理のお皿もアウトドア使用で、気分盛り上がり。

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とステンレス食器の見た目だけではない、舌がとろけるアウトドア料理の数々に食がすすむのなんの。

魅惑のキャンプ料理がずらり

手始めにおつまみの代名詞ナッツ類から。

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クルミ、ピスタチオ、カシューナッツなどなど、う~ん香ばしい。食べるごとにナッツの滋味が口の中いっぱいに広がる、味わい深いナッツ類。

トマトとズッキーニの酢漬け

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シミシミ酢トマトのさっぱり度合いがすごい。箸休めに食べていたら、あっちゅうまにぺろり。

ウィンナーはアウトドア風にグリルでじっくり火を通して・・・

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肉厚ウィンナーの焼きたては肉汁がじゅわ~っと。うまみがこぼれ落ちちゃう!

そのまま食べてもおいしいが、アウトドアのお供に必須のスパイスを振りかけると魅惑の味変!

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まずは、宮崎生まれの万能調味料「マキシマム」
しょうゆ、ナツメグ、パプリカ、鰹エキス、クミンなどが入っていて、スパイシーなのに素材のうまみをぐぐっとアップしてくれる魔法のスパイス。

ウィンナーにかけて食べたら・・・
ビールが進んじゃって、止まらない!

男子が豪快に作った風ポテトサラダはジャガイモの甘味たっぷり。

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ポテトサラダには、和歌山生まれの万能調味料「ほりにし」で味変を。

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バジル、オレガノ、ローズマリー、フランス料理で使われるミルポアパウダーなど20種類ものスパイスをブレンドした和風テイストの調味料。
「ほりにし」があれば、調味料いらずと言わしめる、アウトドア好きの間で
大人気の調味料で、これを振りかけるとおおっとびっくりの味に大変身。
ただ焼いただけのチキンに振りかけると、数日間スパイスに付け込んだジューシーチキンになるんだから、おそるべし。

肉料理全般に使えるオールラウンダースパイス。
一度食べたら、家でも使いたくなること間違いなし。

って、スパイスについて熱く語ると、お店の料理はスパイスで味をつければいいからそれほどの味じゃない?と思われちゃいそうだけど、お店の味付けももちろんおいしいので最初はそのままで、ちょっと味に変化をつけたいときにスパイスをどうぞ。ってあとからくっつけた感満載に書いてしまい申し訳ない。

鍋の煮込み料理も病みつきクオリティー。
バゲットとの相性抜群!

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そして、そして、一押しなのがクリームチーズ!!!

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クリームチーズにドライフルーツがごろっごろ。クリームチーズもドライフルーツも大好物なもんで、スプーンですくってがっつりと食べると、なめらかすぎるほどなめらかで、あま~い味わい。

クリームチーズを丁寧にまぜて空気に存分に触れさせると柔らかくなめらかな食感になるんだとか。簡単な料理かと思いきや、かなり手の込んだ一品だった。甘いのははちみつがとろ~りとかかっているから。
これははまる!

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ドリンクの種類もさることながら、アウトドア料理がアルコールのつまみにぴったりとはまりすぎて酒が進むのなんの。
簡単そうにみえて、実は手間暇かかっているアウトドア料理たちは、自宅でも真似してみたいものばかり。

そして、気に入りすぎて早速購入してしまった「ほりにし」

ただ飲みにふらっといくだけでなく、アウトドアも楽しめ、さらにおうち時間を楽しむヒントも授けてくれる魅惑のショットバーなのだ。

鶴橋で焼肉を食べたあとに、大阪郊外ぶらり途中下車の旅にぜひとも行ってみてほしい超隠れ家というか、ほんとに隠れすぎて見つけられないお店。

こういう店が近所にあったら
「マスター、いつもの!」
ができるのにな~。

ご近所の方は自前スキットル持参でいってみては?(←この使い方は要確認)

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