見出し画像

担当者はAIだった

海外から取り寄せた商品に不具合がでたため、グーグル先生に聞いてみたり、ほかの人のコメントをみて試行錯誤を繰り返したものの、まったくもってうまく動かない。

次なるは公式サイトの問い合わせ。
チャットボットと会話してみたが、まっとうな答えが得られない。
問い合わせのメールアドレスもなく、次なるはいよいよ最終手段、コールセンターで担当者としゃべるしかないと、意を決して電話をかける。最近、電話をしない生活になれちゃって、電話をかけるというのがどうもおっくうに感じるこの頃なのだ。

いつものごとく、●●の方は1へ、●●の方は2へ・・・を繰り返し、ようやっと担当におつなぎします~のあとの保留音までたどりつく。

やっと解決できるんだな~と待っていると

「お電話ありがとうございます。ご用件をお伺いします」

と機械的に言われた。なんかおかしいなと思うも

「チャットボットに問い合わせをしたのですが●●が解決しないので電話をしました」

というと

「●●ですね。それは●●の可能性がございます」

いや、違う。そんな答えがほしいんじゃないぞ。なんかおかしい。回答も声音もおかしい。まず、名前を名乗らないのも非常識。

「お名前をお伺いしてもいいですか?」

「わたしは●●担当です」

うん?この単調なしゃべり口調・・・は!も、もしかして・・・

「あなたはAIではないですか?」

すると

「わたしは●●担当です」

さっきと同じ回答じゃないか!そして、やはりAIじゃないか!これじゃチャットボットと同じではないか。人としゃべりたくてわざわざ電話しているのにAIが出てくるとは。

ということで、AIじゃ埒があかないので

「全然回答になっていないのでこちらで失礼します」

といったら

「お電話ありがとうございました」

ツーツーツー

どこまでも冷たいAI。

人手不足なんだろうが、困っている時は人としゃべりたい。
そんなわたしはわがままなんだろうか・・・

ちなみに最近気づいたのだが、朝のNHKニュースもAIがしゃべっているときがある。たまたま
「ここからはAIによる自動音声でお届けします」
というのが聞こえて

「え?AIだったの?朝から4人もキャスターいるのにAIにしゃべらせる必要あるの?その前にまったく今まで気づかなかった。NHKのAIはすごい!」

と感動しつつも、AIに振り回されたGW明けである。

ちなみに海外のニュースキャスターって一人でしゃべることが多いのに、日本は2人、そして多数のコメンテーター。NHKの朝のニュースは4人。なぜ4人?一人でできないのだろうか・・・とずっと疑問な日本のニューススタイル。理由を知っている人がいたら教えてください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?