自己紹介note
はじめまして、林由希菜です。
未来志向型キャリアデザインエージェント「Miraif(ミライフ)」 でExecutive Career Designerとして、日々いろんな方のお話をお伺いしています。同時に企業側(「性格のいい会社」)の採用ご支援もしています。
noteを始めるにあたり、「私はどんな人なのか」をまず書いておきたいと思い、本記事をしたためています。
略歴と履歴書
「自”由”」に、「”希”望」をもって、生きてほしいということで由希菜と名付けてもらいました。小さいころは、とにかく本をよむことと、絵をかくことが大好き。な一方で体を動かすことも好きで、立ち入ってはいけない奥地でザリガニ釣りしてケガしたりしていました。
人生の転機たちを紹介します
■高校吹奏楽部での日々
中学ではテニス部だったのですが、3年生でひじをこわしました。高校では、どうせやるなら「全国大会に出てみたい」と、それが叶いそうな部活を探して吹奏楽部に入りました。中高一貫で、部員がトータル120人くらい。舞台に出られるのは50人までなので、部内は一軍の「翔(つばさ)と二軍の「希(のぞみ)」にわかれており、どちらに入るかはオーディションで決められました。
今思えばすごく組織化された部活でした。部活には顧問+全体コーチ(有名な人)+パートコーチ(プロ)がついていました。部員の中で、部長、副部長、コンサートマスター(木管/金管)、マネージャーが選ばれ、他にも楽譜を管理する係、コーチの接待をする係、楽器の搬出入係、清掃をしきる係、等々。エゴグラムをうけて、性格分析を勉強したりもしました。
楽器ごとにもかなり性格がでていました。私が担当したホルンは、ハーモニー担当。音域が4オクターブほどあるので、幅広い表現が求められ、それぞれの楽器の仲介役となる楽器です。なんか人事っぽい…。
管が長く、細いので、ギネスブックに一番難しい管楽器と認定されています。
今でもこのときの仲間とは、当時の演奏会のDVDをみて、爆笑しています。
汗と涙の毎日だったけど、そういう時間って本当に尊いですよね。
このときから、なんとなく「強い組織」に興味があったんだと思います。
■マネジメント経験
大学時代、タイの国境近くを渡り歩いて生きるアカ族の村にステイしたことがあり、そのときの経験から、「力をつけないと」と生き急いでいました。「新卒3年目までに組織をマネジメントする経験をつみたい」と、実力や成果に応じて仕事を任せてもらえそうなベンチャー企業を中心に就活し、また「人生の分岐点にかかわる仕事」をしたいと思って人材会社に入りました。
入ったばかりのころ(というかしばらく)は、仕事が遅くて泣いてばっかりだったけど、「信頼されるエージェントになる」ということを掲げて、「いつもお客様がうしろから見ている」と思いながら仕事をして、事業部売上トップやMVPをいただいたり、入社3年を迎える前にマネージャーを任せていただけました。
マネージャーをやりたいといって、入社したのに、いざそのときがくると、「私にはまだ無理です」と言いました(こじらせてる・・・)。だけど、「俺が最終責任はとるんだから」「向いていると思うから」と、背中をおしてくれた当時の上司には、本当に感謝しています。マネジメントを経験したことが、私の仕事の仕方、人とのかかわり方を大きく変えてくれました。
当時、20名弱のグループをみていたとき、半分以上が私よりも年上で、自分ができない、わからないことが多すぎて、朝のマネージャー会議ではいっぱいいっぱいで毎日泣いていました(マネージャーなのに!?)。会議から帰ってきた私の目が赤いのを見たメンバーに心配されるという・・・orz汗
そんなこんなでいっぱいいっぱいでしたので、あるとき社長をつかまえて、「どうやったらうまくいくのか教えてほしい」と、質問攻めにしていたら、毎週の壁打ちMTGの時間をとってくださるようになりました。当時社員1000人くらいの規模だったので、社長も相当忙しかったと思いますが・・・本当に感謝しています。
■シンガポール駐在~グローバル人事
そんな壁打ちの後半、社長から「これからのキャリアどう考えてるの?」ときかれました。私は、転職したことないのに転職サービスをこれ以上良くして行けるのかと不安に思っていたし、なんだか「武器が足りない感覚」をもっていました。
転職も考えたけれど、社長からいくつかの選択肢をもらい、その中から自分の経験を活かしつつ新たな力が得られそうな、当時赤字やトラブルが多すぎて瀕死だったシンガポール法人の建て直しのための海外赴任を選びました。
シンガポールに行った選択は本当に良かったです。自分が背負っていた、いらないものをたくさん捨てることができました。長女ゆえか、「べき」的な考え方がすごく強かった自分が、「そんなこともあるよね」って、ちょっとマイルドになりました。「仕事についての価値観」が違う国で働くことは、自分や日本人の価値観を見直すことになり、「多様なものの見方」って、いうのは簡単だけど、体感するのは本当に貴重でした。
そもそも東京23区くらいの大きさしかない、歴史も比較的浅い小さな国が、多くの国際ランキングで上位に格付けされているのですから、それはもういろんな仕組みがありました。そんな国づくりの考え方を勉強できたことは、組織づくりの考え方にも活かすことができて、とても良かったです。
赴任してしばらくしてから、海外事業部内売上ギネスをとったとき。「思ったよりも嬉しくない」という気づきがありました。自分が一番をとるのも好きだけど、マネージャーをやっていてメンバーが達成したときや、組織で達成したときのあの高揚感には勝らなかった。
個が高い成果をあげることは大事だけどそれだけでは組織は強くならないということも学び、「強い組織」を探求したくて、次は海外拠点を横串でみていくグローバル人事にジョブチェンジしました。
各国に出張しながら採用、育成などを中心にやっていましたが、人事になって2年がたつ頃、コロナで海外拠点が大打撃をうけました。複数拠点がロックダウンし、事業運営がままならなくなりました。会社を維持するために、組織を筋肉質にして、事業縮小することになり、人事業務も守りの部分(給与制度、評価、労務、駐在員の帰任・異動など)にシフトしていきました。
難易度の高い人事の攻め~守りの一連まで任せていただいて、裁量をもって自由に働かせてくれた上司からは、企画のいろは、構造化などをたくさん学ばせていただき、人生の糧になる経験ができました。
■ミライフ参画
一方で、自分のキャリアや人生、会社と自分の考え方を俯瞰して見直す期間になりました。「変化に適応できるキャリアとは?」「自分の出せるバリューは?」そして、この先「自分はどう”在りたい”のか」と、悶々と考える日々が続きました。
人事として「強い組織」を探求する中で、配属や組み合わせを考え、組織長が与える影響の大きさを強く実感するようになり、一方で自分が人事としてできることの少なさにモヤモヤするようになりました。
もともと人事の師匠としていろいろ教えてもらっていたスケさん(ミライフ社長)から、「ミライフキャリアクリニックというものやるから、参加してみない?」とのお誘いをきっかけに、本プログラムを通じて自分を見直していきました。この約4か月間に、オンオフ混合で本当にいろんな出来事が起きて、人生の中で「不思議な期間」と称しております。一時期は人生のどん底!?くらいに落ち込みながらも必死の努力でw自分のWell-being Circleを広げていき、自分の”在りたい姿”を言語化していった結果、
「会社と自分の価値観が近く、顔がみえる組織」
「チームを大事にしていて、個々の裁量もある」
「多様な人との濃い対話ができる」
「好きなテーマを深められる」
「組織の上層部に働きかけることができる」
そんなふうに働きたいと思い、ミライフに参画することに決めました。
それからは、お話した人が少しでもハッピーになったり、能力開発できる場を提供したい(ストレングスファインダー、最上志向です)という想いで日々お仕事させていただいています。
興味のあること
いつからか、「自己理解」に強い興味をもっていたようです(私自身の、ということだけでなく、「その人がその人自身をどう理解しているか」ということ)。
新卒からずっと「転職」にかかわる中で、初回面談時に希望していたとおりの求人から内定が出たのに辞退するカスタマーや、当初言っていた転職軸とは違う求人で内定承諾していくカスタマーをみる中で、
「人は自分が思うほど自分を理解できていないんじゃないか(理解しているつもりでも、言語化までいっていない)」
と思うようになりました。オントロジカルコーチングという「在り方」に着目したコーチングを習うことで、「言葉」と「感情」が一致していないことの多さを実感するようになりました。
私たちは日々あまりにも多くの情報にふれ、目まぐるしい変化の中でいきています。その中で発達してきた「思考」力を使って日々仕事をしています。転職においても、「世の中的にはこうあるべき」「冷静に考えれば、これが順当なキャリアだろう」などと考えます。
だけど、今の私は、もう少し私たちの「ワクワク」力=心が動く瞬間も、信じて良いのかもと思っています。
どうして人は時として「ワクワク」するのでしょうか?ワクワクする仕事もあれば、ワクワクしない仕事もあるのはどうしてでしょうか。
私は、ワクワクは自分の無意識化の何かが教えてくれているサインのように感じています。このワクワクをキャッチして、言語化していくことができれば、もう少しみんなハッピーに生きられるのではないか。と思っています。
そして、「自己理解」ができれば、「セルフリード」がしやすくなると思っています。良い上司が部下の特性をよくわかって指導法を変えるように、私たち自身も自分のことをよくわかったうえで、自分のことをリードできるようになったら、いいな~と思うんです。
私自身、さまざまな手法で自分を意識して言語化するプロセスがとても自分の役にたったからこそ、日々の面談では、お会いする方の「自己理解が深まる」もっといえば「自分に誇りがもてる」ようなきっかけを提供できたら嬉しいなと思って、「無意識の自覚化・言語化」というテーマを好んで日々考え勉強しています。
最後に
これからの出会いとご縁にワクワクしながら、このnoteをかきました。
転職しようと決めていなくても、「ちょっとだけひとやすみして自分について考えたくなったとき」や、「まとまってないんだけど、話きいてほしいな。」と思うときのディスカッション大歓迎です。ぜひ、長期的なキャリア(ライフ)デザインパートナーとして、お話できると嬉しいです。
株式会社ミライフ | 100%個人起点エージェント|miraif
hayashi@miraif.co.jp