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「鬼滅の刃」と「転職で考える問い」をからめて考えてみたnote

こんにちは、キャリアデザイナー@ミライフのゆきなです。

鬼滅の刃「刀鍛冶の里編」アニメ版、はじまりましたね~~!
画が引き続きめちゃくちゃびっくり綺麗ですね。このために大きなテレビを買いたくなっています。

良い作品って、読んでいる最中ではない日常生活にもしみだしてきて、勇気をくれるんですよね。

何度となく読み返しているこの漫画なのですが、大事なことに気づかせてもらっているなあと思っているので、”刀鍛冶の里編”アニメスタートを祝し、鬼滅の刃について書いていきます。キャリアにまつわる仕事をしているので、「転職を考えるときに深めたい問い」をからめて書きます。※ちょっとネタバレあります。

(鬼滅の刃が好きということを書いているだけな気もするのですが、何らか気づきになれたら嬉しいです・・・)

1.人なのか、鬼なのか

みなさんが知っている、「人」と「鬼」が出てくる物語だと、桃太郎でしょうか。この物語では、人と鬼は「別のいきもの」として描かれていると思います。よって多くの人が「人と鬼を別物」として捉えていると思います。

桃太郎イメージ

しかし、「鬼滅の刃」のそれとの違いは、

・人が鬼の血を注入されることで鬼にされる
・鬼が鬼滅の剣士に倒されたとき、死に際に人に戻る

という、「人が鬼になり、鬼から人に戻っていく」ところです。

人が鬼にされる瞬間。そこには、「嫉妬」「劣等感」「絶望」「生存本能」などの強い動機があります。

鬼が人に戻る瞬間。そこには、「慈しみ」「やさしさ」「相手の想いに気づく」があるようにおもいます(すべての鬼がそうではないですが)。

主人公である竈門炭治郎が鬼を退治するシーンが多いのですが、炭治郎はとても心のやさしい少年です。詳細は、是非!本作をよんでいただきたいのですが、このやさしさにふれ、涙を流して人に戻っていく鬼が多いです。

鬼滅の刃のストーリーにふれてから、日常生活でちょっと「ん?」という人にであったとき「この人は、今、鬼になっているのかもなあ・・・」と思うようになりました。もともと鬼なのではなくて、いま何かを理由に鬼になっているだけなんだと。

この気持ちの余白のようなものが自分をおだやかにしてくれるし、私は「炭治郎のようにやさしくありたい」。と思えるようになったから、鬼滅の刃が好きです。

このnoteをよんでくれているあなたが転職しようか迷っているきっかけに、「上司とあわない」というものがあるかもしれません。こわいし、細かいし、言ってることの理由がわからん。なんてことはあるかもしれませんよね。

こんなとき、自分が思いやりをもって向き合ってみることで、状況や世界の見方が変わる余地があるのか、もはやそういうレベルの話ではないのか、はひとつ転職するかどうかを決めるポイントになるかもしれません。

その上司は、本当に鬼なのかもしれないし(鬼滅の刃にはザ・鬼である鬼の始祖もいます)、

もしかしたら実は、「部長という重責がその人を鬼にしているだけ」で、本当は人に戻りわかりあえるのでしょうか。

(本当に鬼っぽいなら、食べられる前に、逃げましょう・・)

逆に、自分自身がいま一時的に鬼状態になっている、ということもあるかもしれません。その場合は、簡単ではないかもしれないですが、自分の中の鬼にやさしくなってみるのがいいかもしれないですね。まずは気づくところからひとつずつ。

2.家族をだいじにできているのか

鬼滅の刃は、主人公の炭治郎が、鬼にされた妹の禰󠄀豆子を人に戻すために、鬼と戦う物語です。自分が強くなるため、とか世界を平和にするため、というのが最初の目的ではなく、自分にとってかけがえのない大事な家族のため。その人のために、苦しい訓練、数多来る試練をのりこえて強くなっていきます。

家族といっしょにご飯をたべる。上の兄姉が下の弟妹を育てる。そんな竈門家の家族の様子に、なんだか忘れていた何かを思い出させてもらえる気がします。

家族で幸せにくらすその生活をまもるために、仕事があったのだ。そうして磨かれた仕事が、気づけば世界を救ったのだ。ということを感じさせてもらえます。

鬼滅の剣士たちは、いつも誰かのためにたたかっています。その姿がとても美しく尊いのです。
身近な人(あなた自身を含む)を守り助けたいとき、人はすごい力を発揮するのですよね。

最初は家族のためにがんばっていたのに、いつのまにか家族を悲しませていた、なんてことも起きるかもしれません。(映画『プーと大人になった僕』がおススメ・・・)

鬼滅の刃では、日本一の剣士になるために、家族を捨て、ひとり剣の道に邁進し、鬼になった剣士の話も出てきます。こちらもものすごく感慨深いエピソードでした。

「なんのために仕事をするか?」「なにを大事にしたいか?」
そんなことに向き合うタイミングが誰しもに、その人にとって必要なタイミングで、あるのだと思います。

3.託されたものを繋いでいかないんですか?(パアン)

組織に背を向けた先輩剣士である義勇に、主人公の炭治郎が素朴に問いかけるシーンがあります。義勇が、忘れていた記憶を思い出すシーンです。イイ・・・

自分はだめな人間だ。自分にはできない。自分じゃないほうがいい。そんなふうにつらいとき、「そんな自分にも、誰かから託されたものがあるとしたら、なんだろう」と考えてみるのはどうでしょうか。
日々の会社の目標や、忙しさで、忘れてしまっていることもあるかもしれません。
誰かから受け取ったものを、誰かに渡していく。そんな繋がりが感じられたら、少しだけ世界があたたかくみえるかもしれません。

日々転職の相談にのっていると、40歳の節目を迎えるころに、こういったテーマを考える方が多いように思っています。
これまでいろんな経験もさせてもらったし、ある程度この業界ではやれている。だけど、このままでいいんだろうか?この力を、何のために使っていこうか?と。

義勇にとっては、「繋がれた想い」が組織の輪に戻る理由、そして生きる理由になっていきました。そのきっかけは、炭治郎の共感から、その後にくる無垢な問いでした。問いってだいじだし、深いよね。がんばろうと思います。


余談.呼吸がだいじ

鬼滅の刃では、魅力的なキャラクターがそれぞれの流派の「呼吸の型」をもっています。「全集中の呼吸」など、呼吸を極めるシーンが多くでてきます。

このことも、私たちの日常にとってとてもだいじなことを教えてくれていると思います。呼吸が制御できると、回復が早く、良い技がだせるのです。

はいてから、吸うのがだいじ

緊張したら、深呼吸する。ゆううつなときは、ためいきをはく。私たちは自然とできていることも多いのですが、もっと、意識的に呼吸をつかっていきたいものです。(ヨガをやっているのですが、まだまだ呼吸には伸びしろしかないです・・)

以上です。ここまでよんでくれてありがとうございました^^
今回のような問いを深めたい方がいましたら、是非お話しましょう🌸

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