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99. 僕は「1ゴールの感動」を最大化したい

皆様こんにちは。三浦優希です。

今日は、僕がSNSを積極的に活用する理由にも触れつつ、自らのスポーツ観についてお話させていただきたいと思います。それではよろしくお願いいたします。

スポーツと人の関わり方についての持論

僕がスポーツと関わる上で大切にしている価値観に、「一人でも多くの人と、喜びの瞬間を共有したい」というものがあります。これはあくまで僕個人の考えなので、もちろん違った意見を持っている人もいると思うし、「自分と違う考えの人は間違っている」なんていうつもりは毛頭ありません。試合中継を家のテレビで一人じっくり見たい人もいれば、実際にスタジアムに行って生で観戦したい人もいます。選手の練習姿を見たい人がいれば、試合で活躍する姿さえ見れたら良い、という人もいます。そもそも、自分がスポーツを「する」ことに楽しみを持つ人もいれば、「見る」ことに対して意義を感じる人もいます。

今回、この話を進めていくうえで大切になりそうなことなのであえて強調して書きますが、僕は、スポーツへの関わり方は誰かから強要されるものではなく、常に自由であるべきだと思っています。誰を好きになろうが、どのように応援しようが、それを他の人から制限あるいは強制されるべきではない、という考えを持っています。

時折、

「俺たちと同じように応援しなきゃ本当のファンじゃない」

みんなと同じように声を張って応援しないならここにはくるな」

「本当に好きならグッズをもっと買え」

などという言葉を見かける(耳にする)ことがありますが、こういったものを目にすると非常に心が痛みます。人によって「好きの度合い」や「好きの方向」というのは違うはずなのに、それを無理やり統一させようとすることに僕は同意できません。

そしてこれは、「ファンのありかた」だけではなく、「選手のありかた」にも同じことが言えます。

僕は、「ファンの方がどのようにスポーツと関わるのかは自由」というのと同じように、「選手がどのようにスポーツと関わるのかも自由」だと思っています。

先ほどの話に寄せて言えば、ファンサービスをたくさんする選手がいれば、全くそれをしない選手もいるわけであり、競技のみに全振りする選手もいれば、競技の傍ら他のことに時間を使う選手もいるわけです。何時間も練習をする選手もいれば、30分で終える選手もいるはずです。

選手も一人の人間であり、それぞれ考え方は違うものなので、周りの人はその選手の時間の使い方に対してとやかく言う筋合いはないと思っています。(もちろんこれらの選手がプロであれば、ここに「求められる結果を出す」という最低限のマナーが存在するわけですが)

ここで一度話を整理したいと思います。
僕は、スポーツは「公園」のようなものだと考えています。

スポーツ=公園?


極端な例を出しますが、公園って基本的にはどのように遊ぶかは自由ですよね。もちろん地域によっては「~禁止」というものがあるかもしれませんが、基本的にその場所をどう使うかは利用者に委ねられます。

友達と遊具で遊ぶひと、ボールを使って遊ぶ人、水遊びをする人、ランニングをする人、本を読む人、誰かと話すために来る人、散歩する人、鬼ごっこする人、かくれんぼする人、ペットと来る人、鳥を見る人、

などなど・・いろんなタイプの人がいるはずです。

もちろんそこには最低限のルールがあるものの、使い方は自由です。さまざまな目的を持った人がさまざまな「遊び方」をするために訪れる場所が公園です。

ぼくはスポーツもほぼ同じなんじゃないかなあ、と感じています。

「スポーツ」という場所で、どのように「遊ぶ」かは、自由であり、常に自分が選べるはずです。

それを踏まえたうえで、僕の考えを皆さんに聞いていただきたいです。

(いや前置き長すぎ。笑)

僕は、どうせならたくさんの人と喜びを分かち合いたい(ここから本題)

お待たせしました。ここからは僕個人の話になります。

僕は、どうせ競技者としてスポーツに関わるのであれば、より多くの人と感動を共有したいと思うタイプの人間です。あくまで「そういうタイプ」というだけで、他にもいろんな考えの人がいるはずですが、僕はみんなと嬉しい瞬間を共に迎えたいと思っています。

本来であれば、その場に皆さんと集まってそのモーメントを共に楽しむことが出来ればベストなのですが、僕は普段の活動が海外拠点となっている以上、それを実現するのは容易ではありません。

そこで、僕の願いをかなえてくれるのが「SNSサービス」というわけです。現実的な距離というものを飛び越えて皆さんとつながることができ、自分の状況をリアルタイムで伝えることができ、みなさんからの声を直接届けてもらうことが出来ます。僕がSNSを使う理由はこれです。

そしてこれが「1ゴールの感動を最大化する」ということにつながります。

日本にいる人が「僕がゴールを決めた」というニュースだけを見るよりも、「僕はこんな環境でチャレンジをしていて、普段こんな練習をして、試合に出れないときがあって、こんな逆境があって、それでもそれを乗り越えて決めたゴール」というものなら、同じ1ゴールだとしてもそれが人に与える感動は大きくなると思っています。

これが実際に起こったのが、大学2年目で決めた初ゴールの時でした。試合に出れない時期が長く続き、また出れるようになってもチャンスを決めきれない時間がとっても長く続いたことがありました。僕は、この時の様子をtwitterやnoteで赤裸々に皆さんにお伝えしていました。自分の活動が上手くいっていないところを皆さんに伝えることは恥ずかしく、勇気が必要になることもありましたが、それでも当時の現状をリアルタイムで出し続けていました。

そしてシーズン終盤、僕はついにゴールを決めることが出来ました。この時に、本当に多くの方から祝福を頂いたり、「感動をありがとう」というメッセージを多くいただきました。

僕自身、ゴールを決めることが出来たことへの喜びはもちろんありましたが、それ以上に、「自分のことのように幸せを感じてくれている方々がこんなにたくさんいてくれたのか!」ということへの驚きや幸せの気持ちが大きかったです。

僕は今後も、こういった瞬間を皆さんと共にたくさん迎えたいと思っています。この先も「1ゴールの感動を最大化」しつつ、「成長過程を届ける」ということを実現していきたいと思います。

天才型でもなく、最初から順調に物事が進むことが少ない自分だからこそ、このやり方は自分に合っているんじゃないかなぁ、と感じています。

「三浦君、いつも発信をしてくれてありがとう!」と言っていただけることがありますが、感謝するのは僕の方です。皆さんが楽しみに待っていてくれるからこそ、僕は発信を続けることが出来ています。皆さんのおかげだということを、どうか忘れないでくださいね。

これからも、みなさんとより多くの楽しい瞬間を迎えられるよう、頑張っていきます。引き続きよろしくお願いいたします!

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!

三浦優希

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*序盤に話した「スポーツと人の関わり方」については、少し前に書いた「応援のカタチ」という記事で詳しく書いているので、もし気になる方はこちらも合わせて読んでみてください。


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