Hapinessという名の男
アフリカ大陸の国、ウガンダに来ています。
首都カンパラは、なかなか寡黙でクールな人が多い印象です。
日本に比べたら挨拶はみんなしますが、その先におしゃべりをするかというと、そうでもない。
おとなりのタンザニアに行ったときは、「日本から来たの?」「香川真司知ってるよ!」などなど、やたら話しかけてくる人が多くて、そんなかんじをイメージしていたので、少し意外でした。
内陸国だからか、穏やかな気候だからか、カンパラは外国人が多く特に珍しくもないからか、最近さらに都市化がすすんでいるからか。
現地に住んでいる人によると、寡黙な人とよくしゃべる人のギャップがすごいということだったので、もしかしたら出身地によるのかもしれません(東京にいる関西の人みたいな)。
ここ数日で私が会った、よくしゃべるウガンダ人は1人。
"ボダボダ"という現地のバイクタクシー(バイクの後ろに乗せてもらう形式のタクシーで、ウガンダでメジャーな移動手段)の運転手でした。
行き先を告げるなり、「日本から来たの? 名前は? ウガンダはどう? 結婚しない!? もしくは日本での職を紹介してくれ」とすごい勢いではじまり。
運転中もずっとしゃべっていて、前見て運転してくれと思いつつも面白い人でした。
名前も教えてくれて、聞き慣れない名前だったので、意味を聞いてみました。
トルコにいたときに、名前を名乗ると、意味を聞いてくれる人がよくいました。
それはなんだかすてきだなぁと思ってから、私も聞き慣れない名前を聞くと、マネして意味を聞いているのです。
「名前の意味? "Hapiness"だよ! イェーイ」
ここまで名が体を表している人には、会ったことがないかもしれません。笑
「いい名前だね。たしかにあなたはハッピーな人に見えるよ」と言うと、
「そうだよ、俺はウガンダで1番、いやアフリカ大陸で1番、ハッピーな男だからね!」
そう誇らしげに語り、その後も目的地まで、たまにしゃべるために減速もしながら、ひたすらしゃべりたおしていたのでした。
私は名前の意味を聞かれたら「希望のある人という意味なんです」と答えているけれど、
「東京で1番、いや日本で1番、希望を持って生きてますよ」くらい言えるといいよねと思いました。
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