マガジンのカバー画像

本とか映画とか美術館とか

16
書かないと忘れちゃう、よかった作品のこと。
運営しているクリエイター

#読書感想文

産前産後読んでよかった本5冊(ステレオタイプが少なかったり、信頼できたり、心に響いたり)

産前産後読んでよかった本5冊(ステレオタイプが少なかったり、信頼できたり、心に響いたり)

エビデンス・ベースな本が好き
母性神話はじめ、性別へのステレオタイプにとても懐疑的なほう
なので、読んでみてモヤる本にもけっこう出会った妊娠~産後期。

そのなかで、読んでよかった本5冊をまとめてみました。
はじめの3冊は主に実践面で、あとの2冊は気持ちのうえで、読んでよかったもの。

あとの2冊は、産後読んでよかったものではあるものの、出産しない世界線の私も大好きだろうなと思う本です。

米国最

もっとみる
ささやかな美しい日々を書き残すこと(『コルシア書店の仲間たち』読書日記)

ささやかな美しい日々を書き残すこと(『コルシア書店の仲間たち』読書日記)

(※ネタバレあります)

読書は瞑想。

その言葉を思い出したのは、久しぶりに須賀敦子さんの本を読んだからでした。

ふと気づけばここ最近、知的好奇心でわくわくしたり、自分と照らし合わせてぐるぐる考えたりするような読書ばかりしていたようです。

読んだのは『コルシア書店の仲間たち』。

30歳のころから10年あまり、ミラノで暮らした須賀敦子さん。
舞台は、彼女がミラノで出会った、コルシア・デイ・セ

もっとみる
ぬくぬくとこたつでくつろぐようなコミュニケーションをして早10年

ぬくぬくとこたつでくつろぐようなコミュニケーションをして早10年

「なんかよくわかんないけど、3人が楽しそうなのが、いいと思うんだよね。へんなモチベーションがあって、誰にも頼まれてないのに、ずっと続いてるのも」

大学4年生のころから10年以上、同級生3人でSalmonsというユニットをつくって、週末は一緒になにかしている。

途中途切れたこともあったし、2人になった時期もあったし、物理的距離はだいたい遠かった(石巻、東京、愛知、トルコにカメルーン!)し、仕事も

もっとみる