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EQ実践レポート〜探究領域「選ぶChoose Yourself」③〜


「選ぶChoose Yourself」

無意識的に反応をするのでなく、意図した行動を選択するために、意識的に選択肢を並べ、熟考するプロセスが「選ぶ」にあたります。
「どのような選択肢があるのだろうか、それだけだろか、ほかにはないだろうか」のように「どうやって/how」がキーワードです。
自分はどのように振る舞うべきか、自分や他の人への影響を与えるにはどうするべきか、そして自分の考えを「実践」に移すべきかを考えることになります。

この領域には4つのコンピテンシーがありますが、今日は3つ目のコンピテンシー「内発的なモチベーション」です。

内発的なモチベーション

報酬や見返りなど外因性によるものではなく、個人の価値観や責任感など内から湧き上がるエネルギーを生み出すこと内発的なモチベーションと言います。
実はこのコンピテンシーも、私は非常に高い数値となっていました。
下記を見て、価値観と内発的モチベーションと外発的モチベーションの関係を深掘りして考えることが必要だと感じました。

日々の生活や仕事における自分の価値観に目を向け続けることは、あなたの内発的モチベーションの活用に役立ちます。仕事の中には、 仕事と自分や周囲の人の価値観をすり合わせることはあまり意味がないと思えるものもあります。内発的モチベーションと言っても、「報酬な しで仕事をする」ということではありません。しかし、報酬に関係する決定の是非は注意深く判断しましょう。周囲の人の意見、または物質的/財政的要因を自分が、どれほど重視しているかに気づきましょう。外的な要因にあまり左右されないようにするために、リーダーとして自分の真の価値観に目を向けてみましょう。

私のSEIレポートより

内発的モチベーションを発揮する行動に大切なバランス

自分を振り返って、内発的モチベーションを発揮できるのはどういう時かを考えました。それは、Will、Can、Mustがの内容が、明確で、3つのバランスがとれている時だと感じました。
ただ、ここで内発的モチベーションを深掘りするのに、フォーカスすべきはMustだと考えるようになりました。

人は何が原動力になるか

もちろんWill(「〜したい」)は原動力になるが、それだけではない何かがあると私は思っていました。
なぜならば、自分が一番結果を出し、フロー状態と言えるぐらいがむしゃらに働いていた時期を考えるとWillではないものに突き動かされていたように感じていたからです。
(しかも、病気になって初めてストレスも受けていたと知ったぐらいでした・・・)
しかし、Mustだけならば続かないし、エネルギー切れを起こしてしまいます。
ここで、Mustを分解をしてみたいと考えました。

2つのMust

義務感(Must)外発的モチベーション。
ただ、そこには2つのパターンがあるように感じる。
一つは「義務」、もう一方は「使命感」。

義務」の時は、外部の眼鏡で自分を見たり、無意識のうちに義務のレベルを不要なところま
で上げてしまっている場合もあるでしょう。
「私が責任者なんだから、無理をしてでも成し遂げないといけない」
「私は長女なんだから我慢して親の面倒を完璧にみないといけない」
私自身もこういった「すべき」思考に陥ることは多かった。
するとMustが大きく膨らみすぎて、ストレスはすごいです。
なぜなら、選択の余地がどんどんなくなるからです。
同じ行動であったとしても背景情報や感情の下に隠れている思考や本当の感情によって、あっという間に内発的モチベーションはパワーダウンするでしょう。

外発的モチベーションばかりが強くなると、成果・実績・評価・賞賛など他者への意識が強くなるようです。
コーチングセッションを行ったり、チームコーチングを行うとToBeではなくToDoに目が行きやすいのは、外発的なモチベーションの方が認識しやすのでどうしても囚われるからかもしれません。
ただ、これだけでは苦しくなる一方です。
ジョブクラフティングして頑張ろうと思えなくなるぐらいストレスを溜め込んでしまう可能性がある危険なことです。

一方で、「私が生きたい人生はこういうもの。だから、これを選ぶ!」という土台がある「使命感」のMustも併せて持っていたらどうでしょうか。
内発的なモチベーションが湧きやすく、感情的にも物理的にも効果が変わってくるというのは自明の理でしょう。
よって、Must使命感で明確にしておくことが求められると思っています。この使命感は価値観に通じるところがあると思います。
キャリアコンサルティングやコーチングでは、クライアント興味・能力・価値観に焦点を当て、対話で自己理解を深めていくサポートをします。
その中でも特に言語化することを求められていくのは価値観。
なぜなら、価値観こそ意思決定で最も重要でパワフルなエネルギー源だからです。
しかし、ライフ・キャリアコーチングを提供している中で感じるのですが、自分の価値観を意識している人は少ないようです。
そして、価値観は進化します。その人の人生の中で、環境や経験、学習を通して進化していきます。
だからこそ価値観ついて質問をするときは時間をかけて、外発的な要因と内発的な要因に分けて対話を深められるように質問をするようにEQを学んでから行うようにしました。

まとめ

「働く目標」と「使命感」の両面から価値観を深掘りし、
目指す未来への方向性を明確にして、最初に一歩を踏み出すための契機。
それが、ライフ・キャリアコーチングです。
一人ひとりのクライエントに対して、ライフ・キャリアコーチとしてこれからもEQコンピテンシーへの理解を深め、コーチングに活かせるように自己研鑽したいと感じました。
そして、研修後のリフレクションで私の中の価値観・使命感を言語化することをあえて時間をとって行いました。
居心地の良さやグッと背伸びして深呼吸するような何かも、価値観に加えてみたいと思っています(笑)

あとがき

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