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月額500円で学ぶさっきょく塾マガジン

ノート版さっきょく塾です。この月間マガジンでは、わたなべゆきこのミニ楽器法コラム、ゲスト講師による思考論、対談など、作曲に関するものを月に3記事ほど更新します。現代音楽に興味のあ…
このマガジンを購読すると、月に3本程度の現代音楽に関する記事を読むことが出来ます。個別に買うよりお…
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#音楽と空間

【個人的備忘録】昨日の大久保雅基さんのレクチャー。

というわけで、ここからはネタバレしない範囲で、公演について個人的に思ったことを書いていきたいと思います。ご興味持たれた方はぜひ延期公演に足をお運びください。 まず、大久保さんのプロフィールをご本人のウェブサイトから拝借。 現在様々なフィールドで活動されている大久保さんですが、もともとダンスミュージックを多く作曲されていたそうです。最近は音楽そのものを聞くことが減り、哲学に興味があるということで、わたしは現代音楽を「新しいクラシック音楽」というよりは、「音で思考すること/サ

¥300

小出稚子レクチャー②

この作品でカセットテープが出てくるのですが、サウンドファイルとカセットテープで流れる音の関係性を教えてください。

¥500

小出稚子レクチャー①

12月5日に行った小出稚子さんのレクチャーから一部抜粋でお届けします。今期さっきょく塾では、「空間と音楽」をテーマにゲスト作曲家の作品や思想などを学んできました。小出稚子さんのレクチャーでは、「南の雨に耽ける」を題材に、音によってある種の空間を創造する方法について、小出さんと一緒にお話しました。 (山根明季子さんのnoteでもインタビューが掲載されています) これまでさっきょく塾では、特に方法は規定せず、作曲家ゲストによる自由な授業形態でレクチャーを行ってきました。今回の

¥600

Anna Korsunレクチャー②

2022年1月に行った作曲家、Anna Korsunのレクチャーからの抜粋第二弾です。Anna Korsunは、1986年ウクライナ出身。数々の賞を受賞し、数多くのアーティスト・レジデンスに滞在し、精力的に活動している同年代の女性作曲家です。各地のレジデンスで場所性にこだわった作品を発表していることもあり、今回は「場所性」に焦点を当てたレクチャーを行って頂きました。 Zwielicht 次にお話するのは、「Zwielicht」というわたしの作品で、とあるレジデンスに滞在した

¥300

Anna Korsunレクチャー①

2022年1月に行った作曲家、Anna Korsunのレクチャーから抜粋でお届けします。Anna Korsunは、1986年ウクライナ出身。数々の賞を受賞し、数多くのアーティスト・レジデンスに滞在し、精力的に活動している同年代の女性作曲家です。各地のレジデンスで場所性にこだわった作品を発表していることもあり、今回は「場所性」に焦点を当てたレクチャーを行って頂きました。 —――― 今回は、「空間」をテーマにお話したいと思うんですが、これはとても大きなサブジェクトで、複数の側

¥300

山田麗子レクチャー②

ここからはわたしの作品を例にとってお話をしていきます。まず最初にわかりやすい例として、Interactive worksを取り上げます。 Interactive works 「Reflective (2014-2016)」 少し古い作品なんですけれども、「Reflective」についてお話します。これは、わたしがハーバード大学のラドクリフ研究所にいたときに制作したものなんですけれども、お客さんがその場に入ることによって音楽が変わっていくという作品です。

¥300

山田麗子レクチャー①

2021/2022年さっきょく塾、初回ゲストレクチャーです。今期一回目のゲストは作曲家の山田麗子さん。現在はスペインにお住まいです。世界各国を飛び回る山田さんの活動、そして視野の広さからクリエイティビティ。コロナ禍でカラカラに乾いた思考回路が久々に潤った二時間でした。 山田麗子(作曲家、サウンドアーティスト) 1978年広島県生まれ。マギル大学大学院作曲科博士号終了(カナダ)、ボストン大学大学院作曲科修士号終了 (アメリカ)、バークリー音楽院ジャズ作曲科卒業(アメリカ)

¥250

音楽と空間

今期のさっきょく塾は、テーマに「音楽と空間」を掲げています。前から興味のあった「音楽と空間の関係」。実は二年前に一度、さっきょく塾講義のためにサイトスペシフィックな音楽についてまとめたことがありました この記事では、主にサイトスペシフィック・アートを比較として、場所が限定される音楽についてまとめていますが、記事冒頭で音楽と場所の関連についてこう書きました。

¥250