「いつか」が「いつか」じゃなくなった運動会。
この10月、私は人生で初めての感覚を味わった。
それは、我が家の6歳の双子姉妹の運動会でのことだった。
ただただ真っすぐに前を見て目の前を走り抜ける子どもたちの姿を、私は数年前の自分に見せてあげたいと思った。
我が家の双子は繊細な気質だと思う。慣れない環境に不安を覚えるようで(私もよく分かる)幼稚園の年少さんの時は、他のお友達が段々母から離れて教室にすっと向かう中、ついぞ年少さんの1年間、我が子たちは毎朝母から離れられず泣き通した。
双子に引っ付かれてギャン泣きされ続け