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美術館巡り

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文学にまつわるテーマで美術館を巡った様子をアップしていきます。
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#写真

静嘉堂文庫美術館を巡って(東京都・世田谷区岡本)

<美術館紹介> 公益財団法人静嘉堂が主体となり、三菱財閥の岩崎家が所有するした庭園と遺品の古典籍・古美術コレクションのために美術館を建設。1992年に開館。展示している美術館。 世界に3点しか現存していない中国・南宋時代の国宝「曜変天目(稲葉天目)」をはじめとする所蔵品を、年間4~5回の展覧会でテーマ別に公開しています。 下が古典書籍が保管されている静嘉堂文庫です。 こちらは事前予約が必要なようです。 ところが2022年に移転を発表することになりました。移転場所は、

森美術館を巡って(東京都・港区六本木)

<美術館紹介> 六本木ヒルズ森タワー53階にある美術館。建物内の展示空間としては日本で最も高い所にあります。 施設設計は、アメリカ・ニューヨークのホイットニー美術館や、ドイツ・ベルリンのグッゲンハイム美術館等を設計した、リチャード・グラックマン氏。世界の先鋭的なアートや建築、デザインなどを独自の視点で企画展を展示しています。 企画展と並行して開催している小プログラム「MAMプロジェクト」「MAMコレクション」「MAMスクリーン」「MAMリサーチ」で世界の現代アートを多角

国立西洋美術館を巡って(東京都・台東区上野公園)

<美術館紹介> フランス政府から寄贈返還された松方コレクション(印象派の絵画およびロダンの彫刻を中心とするフランス美術コレクション)を中心に、西洋美術に関する作品を広く公衆の観覧に供する機関として、1959年4月に開館。西洋美術全般を対象とする唯一の国立美術館です。 2016年7月に国立西洋美術館を構成資産に含む「ル・コルビュジエの建築作品―近代建築運動への顕著な貢献―」が、世界遺産一覧表に記載されました。夜なので少々暗い写真です。 正面右横にロダンの作品がありました。

SOMPO美術館を巡って(東京都・新宿区)

<美術館紹介> 旧館名は東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館。1976年に開設され、東郷氏の作品を中心に展示されていました。夢見るような甘い女性像が人気を博し、本や雑誌、包装紙などに多数使われ、昭和の美人画家として戦後一世を風靡した作品が人気を博し、書籍の装幀や企業パンフレット、洋菓子店の包装紙などのデザインの仕事でも注目の存在でした。そんな東郷氏の作品が中心の美術館のエッセンスを残して新たに開館しました。 現在は公益財団法人SOMPO美術財団が運営しています。各種展

熊谷守一美術館を巡って(東京都・豊島区千早)

<美術館紹介> 画家・熊谷守一氏の旧宅跡地に建てた美術館。1985年に熊谷守一の次女である榧氏が開館し、2007年より区立美術館として運営。守一氏の油絵、墨絵、書が展示されています。明るく、細部描写の簡略化を追求したフォービズムの画家と位置づけられていますが、作風は徐々にシンプルになり、晩年は抽象絵画に接近して「画壇の仙人」と呼ばれました。その頃の傲岸不遜な青木繁氏と、彼だけは親しかったそうです。 『絵なんてものはいくら気をきかして描いたって、たいしたものではありません。

三菱一号館美術館を巡って(東京都・千代田区丸の内)

<訪ねた日> 2020年6月24日 <美術館紹介> 丸の内の再開発で2009年に誕生した「丸の内ブリックスクエア」に開館した。19世紀の近代美術を中心とする美術館で19世紀末の美術品を収蔵しており、ロートレック作品を多く所蔵することからフランス・アルビ市のトゥールーズ=ロートレック美術館と姉妹館提携を行っています。 天気はあんまりよくなかったですね。 常設展はなく、企画展のみでややこじんまりしていますが、丸の内に文化の香りをもたらした偉大な存在と言えますね。ちなみに