静嘉堂文庫美術館を巡って(東京都・世田谷区岡本)
<美術館紹介>
公益財団法人静嘉堂が主体となり、三菱財閥の岩崎家が所有するした庭園と遺品の古典籍・古美術コレクションのために美術館を建設。1992年に開館。展示している美術館。
世界に3点しか現存していない中国・南宋時代の国宝「曜変天目(稲葉天目)」をはじめとする所蔵品を、年間4~5回の展覧会でテーマ別に公開しています。
下が古典書籍が保管されている静嘉堂文庫です。
こちらは事前予約が必要なようです。
ところが2022年に移転を発表することになりました。移転場所は、東京・丸の内の明治生命館1階。明治生命館は1934年に竣工し、昭和の建築物としては初の重要文化財となった歴史的建造物。すぐそばには三菱美術館があるエリアです。丸の内は美術が溢れる街になってきましたね。
<訪ねた日>
2020年9月6日
<展示に関して>
いずれも地下講堂にて定員50名 開館時より整理券が配布されます。
展示は1階のみ。常設展はなく、企画展のみ。現在は美の競演~静嘉堂の名宝~が開催中です。
重要文化財13点、重要美術品8点を含む、各ジャンルを代表する作品から数点ずつを選び、それぞれが互いの魅力を引き立て合い競演する様子が鑑賞できる構成となっています。としています。
撮影可能作品は以下の3つ
「藍釉粉彩桃樹文甁」清時代
「色絵花卉丸文菊形皿」江戸時代
裏紅龍濤文「江戸時代」
定期的にイベントが開催されます。その日程に合わせて、入館される方が多いようです。
撮影ができませんでしたが、茶道具の名品の競演は圧巻でした。
あとは狩野派と琳派の競演も見比べる機会に感激です。
<売店に関して>
入り口にあります。
代表作の曜変天目デザインされた、手ぬぐい、文具など。
また葉書は酒井抱一の「絵手鑑」が揃っていました。
今回のもの、以前のものも簡単なパンフレットが売られていました。
<カフェに関して>
受付横に、10脚程のお椅子の休憩室があります。
自動販売機のみですが、大きな窓の緑で一休み。
文学賞候補を読んで感想を書いていきます。今後の本選びの参考にしていただけると嬉しいです