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SOMPO美術館を巡って(東京都・新宿区)

<美術館紹介>

旧館名は東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館。1976年に開設され、東郷氏の作品を中心に展示されていました。夢見るような甘い女性像が人気を博し、本や雑誌、包装紙などに多数使われ、昭和の美人画家として戦後一世を風靡した作品が人気を博し、書籍の装幀や企業パンフレット、洋菓子店の包装紙などのデザインの仕事でも注目の存在でした。そんな東郷氏の作品が中心の美術館のエッセンスを残して新たに開館しました。

現在は公益財団法人SOMPO美術財団が運営しています。各種展覧会の開催に加え新進作家の支援、「対話による美術鑑賞教育」の普及支援などを行っていますが、ポスト印象派の巨匠ゴッホの「ひまわり」をコレクションしているので洋画の名作が多い印象をもっている人が多いかもしれません。2020年7月、損保ジャパン本社ビル敷地内の新たな美術館棟へ移転し、新宿で芸術・文化を発信し、地域の賑わい創造に貢献しています。

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チケットは美術館では販売されていません。チケットぴあ店頭購入か、Web購入で、日時指定入場制です。この日は日曜日でも、当日Web購入できました。

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<訪ねた日>

2020年8月2日

<展示に関して>

新美術館のオープンを飾られた本展。コレクションの中でも際立つ作品が集められ、フランス近代絵画の中でも人気のゴーギャンやセザンヌ、ユトリロを始め、日本画壇の重鎮の東山魁夷、平山郁夫まで幅広くみられました。また、修復を終えた山口華楊とルノワールも見所です。

東郷青児氏の作品も見所ですよね。小さい頃、京都の喫茶ソワレに叔母に連れられ、東郷の絵にぼんやりと憧れ、マッチとshopcardを大切にしまっていました。

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写真撮影できたのがこちらです。
セザンヌ「リンゴとナプキン」

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ポール・ゴーギャン「アリスカンの並木道、アルル」

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ルノワール「浴女」…こちらは古いニスの除去で本来の明るい色彩を取り戻した姿でみられました。

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ルノワール「帽子の娘」

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もう一点修復を終えて新たに出された山口華楊「葉桜」(図録より)

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ゴッホのひまわり:1888年制作時が、損保の創立と同年ということでコレクションされ、美術館シンボルとなっています。(図録より)

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東郷青児氏の絵がもちいられた当時の企業パンフレットも、みることができます。何とおしゃれな素敵さ!

東郷氏の作品からできた美術館のマーク。下にあるのが原作です。

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<売店に関して>

ゴッホのひまわりをモチーフとしたグッズが沢山ありました。

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私は「コレクション100選」と、載っていなかったので、東郷青児の「自画像」と「バラ一輪」の葉書を求めました。

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<カフェに関して>

shopの続きに、飲み物のみ頂けるスペースがありました。

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