見出し画像

国立西洋美術館を巡って(東京都・台東区上野公園)

<美術館紹介>

フランス政府から寄贈返還された松方コレクション(印象派の絵画およびロダンの彫刻を中心とするフランス美術コレクション)を中心に、西洋美術に関する作品を広く公衆の観覧に供する機関として、1959年4月に開館。西洋美術全般を対象とする唯一の国立美術館です。

2016年7月に国立西洋美術館を構成資産に含む「ル・コルビュジエの建築作品―近代建築運動への顕著な貢献―」が、世界遺産一覧表に記載されました。夜なので少々暗い写真です。

画像3

画像4

正面右横にロダンの作品がありました。JR上野駅(公園口)徒歩1分銀座線・日比谷線上野駅から徒歩8分。美術館を訪問すると上野公園を散策します。

<訪ねた日>

2020年8月8日

<展示に関して>

ロンドン・ナショナル・ギャラリー展を特別展で開催していました。ロンドン中心部、トラファルガー広場に面して建つ世界屈指の美の殿堂であるロンドン・ナショナル・ギャラリー。西洋絵画に特化し、粒揃いの質の高いコレクションで人々を魅了し続けています。しかし、同館はまとまった数の作品を貸し出すことに慎重で、英国外で所蔵作品展が開かれたことは、200年近い歴史のなかで一度もありませんでした。本展は、イタリア・ルネサンスからポスト印象派に至る選りすぐりの傑作61点を通じ、英国とヨーロッパ大陸の相互関係の歴史を紐解きながら西洋絵画史を俯瞰します。全作品が初来日となるまさに歴史的な展覧会です。

画像5

展示作品特に印象に残った作品を図録と葉書から紹介します。

フェルメール「ヴァージナルの前に座る若い女」

画像2

ゴッホ「ひまわり」アルルで友人ゴーガンを同居人と迎える予定で、その家で飾るためにかきはじめたのがひまわりの絵でした。この当日4点のひまわりをかき、その後3点のひまわりをかいていますが、そのひまわりの絵の色彩の変容が、詳しく説明されているコーナが最後にありました。先日、伺ったSOMPO美術館でもひまわりをみましたが、続けて2作品目をみれて光栄でした。


画像1

ロラン「海港」

画像6

レンブラント「34歳の自画像」

画像7

常設展は時間の関係でみることが出来ませんでした。中世末期から20世紀初頭にかけての西洋絵画とフランス近代彫刻が展示されていました。本当は常設展がおすすめで会場がひろく作品数も豊富。美術史を学ぶには最適の場所かもしれません。


<売店に関して>

モネの「睡蓮」をはじめ、収蔵品をもとにしたさまざまなミュージアムグッズや収蔵品カタログが販売されていました。

画像9


大きな企画展開催中ですので、あらゆる関連グッズがでていました。奥には美術関連の本もたくさんありました。図録より解説が詳しかったので、本のコーナでこちらを買いました。こちらもひまわりが表紙ですね。

画像8

<カフェに関して>

併設されたカフェは中庭に面した明るい雰囲気でケーキや食事メニューも充実していましたが、今回は立ち寄る時間がありませんでした。

周辺は公園で休憩できるスポットがたくさんありますが、何より上野駅公園口が綺麗になりました。駅のなかでくつろげるカフェがたくさんできました。迷いますね。




この記事が参加している募集

習慣にしていること

文学賞候補を読んで感想を書いていきます。今後の本選びの参考にしていただけると嬉しいです