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とても好きなNote

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時々読み返したくなる記事、疲れた時に是非。
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2021年7月の記事一覧

本の読み方

今日は私の本の読み方(専門書を除く)を紹介します。 ただ、自分自身もうちょっと上手く読めるようになりたいと思っているので、あまり参考にはならないということはあらかじめ言っておきます。 何冊くらいの本を読んでいるかあまり意識することはありませんが、1ヶ月の間に読んだ本を振り返ってみると、だいたい月に10から15冊くらいは読んでいます。 どんな本を読むか。 最近は読書に割く時間が少なくなってジャンルは限られてしまっていますが、基本的に何でも読みます。 本屋で見かけて気にな

表明

嫌なことを沢山考えてしまう。できれば止めたいけど、実際、嫌なことばかりなのだから当然なのかもしれない。苦しまなくていい人が苦しんでいて、死ななくて済んだはずの人が死んでいるのだ。 世の中、社会に対して強い違和感を感じて怒りを覚えてる。この感覚は忘れたくないし、忘れるべきではないと感じている。 でも同時に自分の無力さも実感するのです。僕には何もできない、と。 この思いの、向かう先はどこだろう。 とりあえず書いている。毎日。 書いては消し、書いては消し、また書く。 言

世界観を欠いた知識の集成は、あたかも概念なき直観のように盲目である

 月末である。明日は土曜日なので7月のエントリ更新は今日で終了。8月2日より、また来月のマガジン定期更新を新規に開始する予定である。  7月半ばに更新再開するまではSNSをほとんど見ない生活を送っており、それなりに忙しくはあるが精神的には安定した日々を送っていたのだけど、noteやツイキャスでの発信を再開した都合上、最新の電脳言論空間の世論をチェックする必要が出てきてツイッターなどを毎日開くようになってしまい、そうすると2分に一回くらい超弩級戦艦クラスのあんぽんたんを視認す

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「異常者」たちと付き合うなら、とにかく小賢しいことはやめたほうがよい

 先日も選りすぐりの面白い(才能に溢れクセが強い)面々と話しながら思ったことだが、やはりこの種の(よい意味での)異常者たちと長く付き合ってゆくために第一に意識しておくべきことは、「とにかく小賢しいことをしない」ということに尽きる。

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真夏に向けて

普段は言えないことや愚痴を言い合って救われることもあるし、ちょっと楽になったりもする。このnoteは見ていないだろうけど友人に感謝。飲んで帰宅してベロ酔いになっていたタイミングで電話かかってきて驚いたけど、そんな時しか話せないこともあるなと、昨夜そんなことを感じた。 そしてこれは先週のことだが、折坂悠太さんがインスタライブで『坂道』演奏後、「いつもより爽やかでした」というコメントを受けて「はい。いつもより爽やかにやりました。現実がちっとも爽やかじゃないからです。でもそれも勉

排泄物の投擲を無制限に浴び続けることは、知的でもなければ美しくもない

 もう既に各所でさんざん指摘されつくしていることだろうけれど、現代のインターネッツ・SNS社会において、個人が自身の才能を発揮しつつ健全に生きてゆくために大切なのは、「できるだけ多くの人の意見に耳を傾けること」ではなくて、「無限に繰り出される身元不明の人たちからの愚にもつかないいちゃもんに、できるだけ耳を傾けないこと」なのだなあと、最近はとりわけ強く思う。

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砂を均す

このところ読むのも書くのも全然できていない。とにかく息切れがする。 まったく業務と引き継ぎが落ち着かないまま、夏を迎えてしまった。 新たな心配事も増えた。 このところ家に帰れば力尽きてほとんど何もできないでいる。 しばらく書かないでいたら、書きたいと思っていたこともだんだん薄れてしまった。 最近は立ち止まる余裕がなく、立ち止まっても思案する時間がなくて、まとまる前に全部流れていってしまう。流しそうめんや回転寿司に手も出せないで見送ってしまう気分。昨年度も忙しなかったが、今年

作文を微調整してみた話

 ひょっとしたらお気づきの読者の方もいらっしゃるかもしれないが、7月に復活してから、このnoteの文体というか、作文の仕方は以前と比較して微妙に変化している。文章というのは彫刻のようなもので、何かを足そうと思ったら、全体とのバランス上、別の何かを引かざるを得ないことが多い。私としては、この場に定期的・継続的に出すテクストとしてふさわしいものを加えるために、削ってもよい(あるいは、むしろ削るべき)ものを削った結果を、ここまでの数回の記事として、形にしてきたつもりである。  そ

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あなたはいつから、何を根拠に、「自分は正気だ」と思っていたのか

 先日のキャスでも熱く語ったことなのだが、どうも我が国の、とくにインターネッツ言論空間には、他人に「自分の頭で考えない、自己判断しない」ことを強く勧めるタイプの人たちが、ずいぶん多く棲息しているように思われる。 (※録画視聴パスはこちらのエントリから取得できます。)

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0.5歩だけ距離をとって

 長いことお休みをいただきましたが、ようやくの復活と相成りました。お待たせしすぎたかもしれませんが、リアル本務に注力していた結果ということで、どうぞご勘弁ください。  ここ数ヶ月はいわゆる実務というか、形而下的な事柄に関するタスク処理に追われていたわけですが、そのような作業を続けてきてしみじみと感じたのは、「やはり形而上の問題と形而下の問題とは、統合的・一体的に考察・把握してゆくべきだ」ということです。もちろん、もともとわかっていたつもりのことではあるのですが、実際に自分が