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僕は夢という名の嘘をつき続けた

僕は夢という名の嘘をつき続けた

学校建設しているだなんて嘘

世界を変えることから目を背けて

夢に向かって走っているふりをした


Part.2 学校建設から逃げ続けた3年間


学生団体を立ち上げると

決めてからは早かった。

徐々にメンバーは集まり

12人ではじめた学生団体。

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ボランティアのボの字も

わからない僕たちは

フィリピンのマラリア支援や

東日本大震災で被害を受けた

小学校への復興支援を行った。


なぜ真っ先に学校建設への

支援をしなかったのか?


理由は僕含め、

所属メンバーの多くが

2年次に留学を控えており、

中途半端に始めるのを嫌ってのことだ。


今思えばこの時すでに

自分の夢から逃げていたのかもしれない。

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2014.4

そんな僕たちであったが、

やはり途上国に学校を建てたい

という夢は絶えず

念願叶って留学からの帰国直後

3年次から再スタートさせることに。


学校を建てるためには

その道のプロに相談するのが早い。

そう思い僕たちは途上国で

学校建設をしている方を当たった。


その最中に出会ったのが、

ネパールに小学校建設を

進めるNPO法人だった。


これが僕とネパールとの運命の出会いだ。



2014.8

そのNPOから

まずはスタディーツアーの形で

視察に行きませんか?と提案が!


僕はもちろん!と胸を弾ませ

初のネパールへ!!と期待を膨らませていた旅の道中

フライトトラブルで中国から日本へ引き返し。


あと一歩のところでネパールへたどり着けず。

もちろん悔しかった。


でも本当はネパールから逃げたのだ。

一日待てば振替便も出たはず。


色んな言い訳を考えて

未知な途上国から逃げたのだ。


あの頃の僕は、口だけ大きな夢を語り

その夢を追い求める行動力はなかった。


そんな夢から逃げる僕に対して

周りは誰一人として

僕を責め立てることはなかった。



2015.4

時は経ち大学4年生になった。

少しばかり気づくのが遅かったが、

そこで夢に本気で向き合おうと思えた

ある出来事が起きる。


つづく

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