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壁があると乗り越えたくなる

※昨年3月初めに下書きをしたこの記事。
その下書きをすっかり忘れていて気付いたら1年過ぎていました…泣
今更ですが、その時感じていたこと、言葉たちをせっかくなので残します。

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新型コロナウイルスの影響により
私の受け持つ殆どのダンススタジオ、児童館での指導、などなど…諸々全てのお仕事が2週間ほどお休みになりました。

その為今はずっと後回しにしていた事務作業や
今後の出来る限りの打ち合わせを今のうちに…
小さく進みながら、とにかく引きこもってます。
こんなにゆとりのある日々は本当に久しぶりなので、2日目ですがソワソワソワソワ。  

生徒も私ら先生もまさに「おあずけ」状態です。

でも、いつから好きなことを好きなだけやれていたのかな?? 
いつから当たり前になっていたのかな??

そして日々多くの情報が流れる中で
何を信じて何を考えどう行動するのか?  

こんなときこそ、各々の判断が試されるときだなと思いました。

もちろん全てに必ずしも正解不正解がある訳ではありませんが、

「自分はこう思う」と判断して、自分なりに行動することが大切だということ。

「大切な事は何か」と再確認すること。

そうすることで自分の中で責任感が生まれてくるということ。

自分の名前で、仕事をして生活をするということはそういう覚悟と責任が伴うものだなぁと
最近とても考えます。 

てことで本題です。


おあずけというか我慢といいますか…

我慢の効果!というものについてです。

私はダンスを本格的に頑張り始めたのは大学生からです。
母親がジャズダンスの講師でしたので、
幼少期から習い事としてダンスをやっていましたが、小学校高学年から素敵な先生との出会いから覚醒し、、笑
中学から高校三年生まではガッツリ陸上部で毎日毎日走っていた陸上少女でした。

この小学校の時の先生との出会いはかなり大きくて、本当に大好きな先生でした。
熱くて、生徒全員ののお父さんみたいだったなぁ〜〜〜〜懐かしい。

陸上は身体が資本なので、、
365日ほとんどの時間をトレーニング、栄養、休息を考えて過ごした中高生時代!
勝って負けて負けて勝って…
毎日勝負して泣いて笑ってのザ・青春!
の日々を送っていました。
(上には上がいますので今思うとそんなにできていたかは分かりませんが、当時は一生懸命でした。)

1日5食くらい食べてた。

めっちゃ食べてた。

プロテイン大好きだった。 笑  

山道も走ったし砂浜も走ったし
タイヤ引いて走ったし(このメニュー好きだった)
沢山走ったなぁ。

そんな生活を高校三年生の夏まで続けます。

今考えると信じられないほど遅いスタートですが、両親に「インターハイ終わるまでは何も考えられないから!」と言い放ち、なんだかんだで秋の関東選手権で引退しました。 

とか言って最後の引退走りはめっちゃ遅かった気がする。

ん?秋?

遅!

と、今では恐ろしい娘の選択によくぞ両親は許してくれたなと思います。

さてここからが大変です。
母親が日本女子体育大学の卒業生だったのである日突然案内が届いたのです。  

四年制の大学なのにダンス沢山学べるんだ。
っていう、、まさにこれだ!と。

もうちょっと早く教えてくれたら…とも思うけど
私の性格的に言われたことはやりたくない、自分から選択したいタイプのひねくれ子ちゃんだったから
結果よかったかな!笑

あと、昔からアンティークというかルーツがあるもの、歴史あるものが好きで
この学校かなり歴史があるし、辿ると色んな繋がりがあったのでもう選択肢は一択でした!

そこからはもういかにこのムキムキの身体を
ダンス仕様に変えるか。
3ヶ月くらいしか時間がなかったので、とにかく生活を変えて毎日走っていたのを毎日踊りました。

バレエ、モダンダンス、ジャズダンス、即興の練習をひたすらやりましたね。

一般入試だったので勉強もしました。
(筆記は点数をとる試験というよりは、落とさないテストって感じでしたね)

今思うと、あの時の勢いはすごかった。
というか時間がなくてひたすらやるしかなかったからかなとと思うけど、。

今まで気分転換とか、遊び程度だったダンスを本格的にやるとこんなにもキツいんだと。
キツいっていうのは、全然思うように踊れないってこと。

毎日ノートに書いて整理して分析して、自分自身と沢山話したな。

それがこちら↓
まだ残ってます!
これまた面白いのでまた改めて記事にします笑

燃えました〜そしてそれが最高に楽しかった!
私はドMなので、壁があると乗り越えていきたくなるタイプです。

舞踊学専攻はわりと倍率も高い学科なので
高校の時の先生にも「あなた絶対落ちるからやめなさい」と言われて1人でヒートアップしてました笑
いやーありがたい!!ありがとう先生!!

そして雪の降る日に試験を受けて。

結果は合格💮💯

この時

本気出せば、ちゃんとやれば、叶うんだ!
って感覚を知りました。

…あまーい!!

入学してからはさすがに沢山撃沈しました笑

ちゃーんと私が陸上で苦楽を味わっていたように、長年ダンスに本気で向き合ってきた人たちが沢山日本各地から集まってきているので、とにかく刺激たっぷりの毎日でした。 

でも個性的で面白くてひとりひとりが唯一無二の素敵な仲間たちと出会えたので、
この4年間は私にとって人生の財産です。 

この4年間のおもしろエピソードもいつか書きたいな。怒られそうだけど。

ババーっと書きましたが、私が思うに、
こんなに短期間で本気になれたのは
「我慢」があったからだなと思うんです。

ギアチェンジをしてから猪突猛進!!!
ずーっとアクセル全開で走った気がします。

もしかしたら満足に我慢もせずに好き放題全てをやれていたら…
ここまでのハングリー精神は無かったなと思うし、

きっと私は満足しちゃって、今踊って無いなと思います。
満足できないから先があって楽しいんです。

ダンスのレッスンでもそうです。
毎週かかさずレッスンする生徒が、いきなり怪我をして1回見学になったりします。

実はその時の過ごし方が勝負だったり…

しっかり周りを見れる子は、やっぱり自分の環境や周りの子達の踊りをみて刺激を受けたり、子どもながらに分析をします。
そんで、「あ〜踊りたい!」ってなるのか次の週には目をキラキラさせてレッスンに来る。
そこからすごく良い調子で踊りが一気に上手になる子もいます。

「量か質か」

と問われたら私は「質」だと思います。
もちろんベースに「量」は大切ですが、、、
要はバランスですね!!
「量」をこなせるほどの「質」の低さをひたすらやってもあまり効果はでないんじゃないかな。

マイナスイメージになりがちな「我慢」や「思い通りに動けない時間」が、後々ものすごい成果を発揮することがあるかもしれない。

倍返しだぜ。

…古いか。


ということをふと思ったんですよ。

なので、止まっているようで、止まってない。

今の「我慢」がきっと後々良い選択をするきっかけになると信じて…。

今日も近所の豆腐屋で豆腐を買う優雅な1日です。


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と、まぁこんな長文をあたためていたなんて。
遅いですが公開しちゃいます〜

1年経って今思うことは、

やっぱりあの時の悩んだことや苦しんだことは、結果今の選択に、環境づくりに大いに役立っているなということです!

なので必要な時間だったんです。

これからもどんな世の中になるか分からないけど、
意味のないことは無いと言い聞かし
走りまくった日々を思い出し
ドMの力でへこたれず生きていきます!!笑

まだまだこれからですね。

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