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日々感情#07 後輩君。それはこっちのセリフだよ

皆さん、こんにちは。

少しばかり小説の作成に専念していて、
お久しぶりになってしまいました。

それでは、日々感情です。

日々感情#07のテーマは、「後輩君。それはこっちのセリフだよ」です。

つい先日のことです。
仕事が終わった帰りに後輩君とご飯を食べに行きました。
CoCo壱番屋です。
人の少ない時間帯で2人だけにしようと話し合って行きました。

その後輩君とは以前同じチームで働いていた時期があり、今では別々のチームになってしまいましたが今でも仲良くしています。
歳は16歳差です。僕38歳。後輩君22歳。

その日、僕らは普通にご飯を食べていたのですが、途中から後輩君が愚痴りだし、徐々に相談ムードになっていきました。

会話としては以下のような流れです。
※事前情報として、後輩君は今、前の旦那さんとのお子さんがいる女性とお付き合いしています。(偏見は一切ありません)

後輩君
「彼女の妹の旦那さんが子供たちに気に入られているのが気にくわないんすよねー。僕は毎日子供達の面倒をみたりしてるのに。この前も子供達がテスト頑張ったら妹の旦那さんがどこどこに連れてってくれるって喜んでたんですよ。もちろん、僕はその話一切知らなくて...」


「それさ。その後に張り合ったりしてへん?なら僕はどこどこに連れてってあげるよーとか?」

後輩君
「張り合いますね(苦笑)。めっちゃ言いましたもん。けど全然喜んでくれなくて」


「それ、でちゃってるやん。もう嫉妬オーラが漏れ出ちゃってんねん。子供達もそりゃ気づくよ。あ、僕らのための話じゃないなって。子供達は理解はしてないけどそゆとこ敏感よ」

後輩君
「やっぱりそうなんですかね」


「土台が違うと思うんよな。彼女さんも子供たちも普段一緒に居るのは後輩君なのはちゃんとわかってるよ。感謝もしてるし、愛してるし。それとその妹の旦那さんの優しさは土台が違うんよなー。なのに、その話を聞いたときにいちいち俺!俺!ってアピールしとったら、そりゃうざってなるやろ。子供の時に親に知ってるわっ!ってどなったときあったやろ?それと一緒ちゃん?」

後輩君
「確かに。じゃあ、どうしたらいいのかなぁ」


「そりゃ、ふつーに良かったなぁーでええやん。一緒に喜んであげるだけでええんちゃう?その妹の旦那さんが彼女と仲良いのはちょっと妬いちゃうのはわかるけどな。って独り身に何言わせんねん」

後輩君
「笑。じゃあ、ちょっと次はそうしてみよかなー」


「(含んだ笑い)。今日さ、今から帰ってさ、今の今で子供達が妹の旦那さんに何か貰って喜んどったら冷静に喜んであげられる?」

2人して数秒沈黙。
後輩君
「いや、無理ですね」


「無理やろな」

2人して爆笑。

と、こんな感じの話をしながらなんだかんだで2時間ほどCoCo壱番屋で話をしていました。

恋愛相談から料理の話、音楽の話。
2人ともHIPHOPが好きなので、久しぶりに語り合いました。

2時間ほど経過した頃に僕が今のご時世あまり一箇所に留まるのは良くないから出よか、と切り出してCoCo壱番屋を後にしました。

それから後輩君がコンビニ寄っていいですか?と言ったので、もちろんっと返事をしてお互いの車で最寄りのコンビニへ向かいました。

僕はちょっとコーヒーが飲みたかったのでコーヒーを買って、後輩君も何か飲み物を買って、自然と車の近くで立ち話が始まりました。

後輩君が将来の話をし始めたので、その話を僕は相槌を打ちながら聞いていました。
どうやら有名になりたいという話です。
なにで、という形は持たずに僕という存在が有名になりたいという感じでした。
そして、そのために今はInstagramを頑張っているみたいです。

僕はInstagramは使い方がいまいちわからなかったのでやっていません。
後輩君が最近はこれをアップして、こういった芸術的な感性を認められるようになりたいと言って、僕に見せてくれた絵はとても素敵でした。

なんだかんだで1時間ほど語り合って、解散することになりました。

その最後の最後に後輩君がこう言ってくれたんです。

後輩君
「今日、久しぶりにユキヒロさんと話せて良かったです。僕らが同じチームだった時に、こうやって何でも話せる人がユキヒロさんだったんで。今のチームにはユキヒロさんみたいな癒しの場所が無いから。今日語れて本当に良かったです」

後輩君のこの言葉を聞いたときに思ったんです。
あぁ、癒されているのはこっちなんだなーって。

僕としても後輩君と一緒にいるその時間は、全く気を使うこともなく、ありのままの自分で居られる時間です。
そんな時間に僕自身も癒されている。

そして何より1番嬉しいことは、そのありのままの自分が受け入れられているということです。
これは僕にとって心の奥の方がギューってなるくらい、とても嬉しいことでした。
後輩君が最後に言ってくれた一言で、僕はそれに気付かされました。

だから、僕は後輩君にひと言だけ返事をしました。

「それはこっちのセリフだよ」って。

おしまい

p.s
久しぶりに日々感情を書いていると、やっぱりこのシリーズを始めて良かったなと感じました。
今回のように記事にすると、受け手にとって一見中身が無いように感じる内容でも、僕のありのままを書くことで記録として残せるんですよね。
その時に感じた感情をそのまま書く。
僕の落書き帳がそれでも誰かの胸に何かを届けることが出来たなら、この上ない喜びです。
読んで頂きありがとうございました。

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