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人前で話すのが苦手なあなたへ

こんにちは、富山県で企業研修・学校教育に携わる仕事をしています平井と申します。仕事では、講師として登壇する機会があるので、人前で話す機会が多いと思います。


みなさんは、人前で話すのは得意ですか?苦手でしょうか?

私は、元々かなり苦手でした(笑)


人前で話す時、とにかく緊張するので、途中で何を話しているのか自分でも訳分からなくなってしまいます汗 プライベートなら、それも愛嬌ですが、仕事ではそうはいきませんよね。

元々人前で話すのが苦手だった私ですが、試行錯誤していく内に、人前で話すことに苦手意識はなくなりました。

今回のnoteでは、人前で話すのが苦手な方へ向けて、どのような工夫をすればいいかを書いていきたいと思います!



・そもそも、緊張は悪いのか?


そもそも論ですが、人前で話すのは誰でも緊張します。

そして、緊張自体は悪いものではありません。


以下は、緊張とパフォーマンスの関係性を示した表があります。

パフォーマンス.001

これによると、人は適度な緊張感がある時に最も集中し、高いパフォーマンスを発揮できるそうです。

これを「ヤーキーズ・ドットソンの法則」と言います。


◼️ヤーキーズ・ドットソンの法則:高すぎず低すぎない適度な緊張状態(ストレス)の時、人は最適なパフォーマンスを発揮できるとする法則。心理学者のR.ヤーキーズと.D.ドットソンは、一般に覚醒レベルが高くなるに従ってほぼ比例的にパフォーマンスが向上。しかし、最適なレベルを越えて強い情動が喚起されるような状態になると、パフォーマンスは逆に低下。覚醒レベルとパフォーマンスには逆 U 字型の関数関係が成立すると説きました。


つまり、問題は緊張そのものではなく、緊張しすぎることです。

では、私達はどうして緊張するのでしょうか?


・緊張の源泉は、人からの評価


人前で話す場合、緊張の源泉は「人からどう思われるか」からきていることが多いです。


失敗したら、どうしよう…

失敗して「あの人、失敗した!」と思われたら、どうしよう…


人前で話す場合は、相手が不特定多数で自分に視線が集中するので、より緊張感が醸成されます。人からの評価を気にしすぎないように工夫することで、緊張度合いを和らげ、人前でも話しやすくなることができます。

緊張緩和2.001

人からの評価をなるべく気にしないための工夫が必要です。


・人からの評価を乗り越える2つのポイント


ポイントは「自分以外の対象に集中すること」「事前準備」です。



-自分以外の対象に集中する-

「あ、いま噛んだ! 恥ずかしい。」

「私の話、つまらないと思われていたら、どうしよう…」

「あ〜、台本用意したのに、頭が真っ白で何を言ってるか自分でも分からない。きっと、みんなもそう思っているのに違いない。」


これらは、すべて「自分」に矢印が向いています。


緊張している時に、自分に矢印をむけているいると、失敗したくないと感じ、ますます緊張してしまいます。そうではなく「自分以外」に意識を集中させましょう。


個人的に、「聴き手」と「自分の話している言葉そのもの」がオススメです。

意外かもしれませんが、聞き手の表情や反応に集中することで、緊張が緩和されることがあります。ポイントは、解釈をはさまずに事実を受け止めることです。ここで聞き手の反応をみれるようになれば、振り返りや改善もできるので是非試してみてください。

緊張緩和.002



-事前準備-

当日話すことを全て書いた台本を用意すれば、最低限その場は成立します。もちろん台本を見ずに話すことが重要ですが、ここでのポイントは「最悪、台本を読めばなんとかなる」という命綱を用意することです。

これが、精神の安定につながります。

ちなみに、私が入社して最初に講師登壇した時は、内容の台本だけではなく、入室から退出まですべて紙に書き出していました(用意しすぎ笑)


・最初に何から準備するか? 備品を準備する順番。

・研修前に、受講者へアナウンスしておくことはないか? あるなら、文章を考えておくor模造紙に書いて貼り出しておく。

・ペアワークをする時、受講者が奇数だった場合はどうする? スタッフに手伝ってもらうor自分が受講者の中に混ざっていく。

・休憩は、いつ頃に何分とるか、休憩中にやるべきことはないか、それは事前準備でカバーできないか…等


ここまで細かく想定しておくと、一見柔軟性が削がれるようにみえますが、むしろ逆です。細かく想定しておくほど余裕が生まれます。

いざとなった時に、考えなければいけない総量を減らすことができるので、想定外のことにも対応しやすくなります。

緊張緩和.001



・最後に

苦手なものや緊張することって、不安に陥りやすいです。ただ、不安は必ずしも悪いものではありません。

不安は、事前準備するためのエネルギー源になります。

漠然と不安になった時は「どこが不安なのか?」「事前にできることはないか?」を考えましょう。紙に書いたり、パソコンのドキュメントなど文字に起こすのがオススメです。

ある程度の緊張を受け入れつつ、事前準備を徹底することで、プレゼンや発表を乗り越えていきましょう( ´ ▽ ` )ノ


noteの内容は、以上です。

最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました。



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