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溢れる感情

凍てつく空気の中の恐怖と不安──
どうしようもないジレンマ
苛立ち、怒り、やるせない思い。

打ち消す術はなく
無力感に打ちひしがれ
心は泣き叫ぶ。

誰かの助けを求め
縋る藁もなく
もがき苦しみ、やがて疲れ果てた。


すべてのことを
受け止め受け入れる覚悟はできた。

苦しみの後の楽しみ
怒りの後の優しさ
哀しみの後の喜び

それを打ち消したり、否定したりしない。

あるがままの感情は──────
抵抗するためにあるのではない、
作り上げるものでもない、
ひとと較べるものでもなく──
悔しがったり、恨んだり、妬んだり、なげやりになる、
ようなものでは無い。


凍てつく空気の中の安らぎ──
穏やかにあの人を思うとき
鳥は歌い、草木が微笑む。


先祖から続く──────
何百年、何千年もの出来事が
いまの自分をつくる全てなのだから


ほんの束の間の──
いまを思いきり楽しもう。



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ちょっとした出来事かもしれないのに、不安に取りつかれると、どうしようもなくなったり──
もともとの僕は小心者で心配性なところがある。
ふと時間があれば悩み事を探しているような、そんな小学生の頃の思い出していた。
不安──それを打ち消して、捨て去って、極端な性格をむき出しにして生きてきた自分。後ろを絶対に振り返らないようにして歩いてきただけなのかもしれない。自分から湧き出る感情全てを、自分が受け止めてきたわけじゃない。時の流れに身を任せて、何も考えずに成り行きに任せることもよくやってきた。本当の意味で溢れる感情を受け止めた上で、穏やかに生きること。

今年は訳あって僕の実家に帰省できないかもしれない。両親のことを思いながら書いてみた。


©️2023 Mahalopine


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