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人生の倦怠と創作上の退屈

カーネギーの本によると、疲れは退屈から来るらしいですね。

なるほど、確かにそうですね。

楽しい事をすると、脳に溜まった不良メモリーを開放出来て元気になります。そういう時の疲れは心地よい疲れであり、その疲れのお陰で良い睡眠が取れたりもします。

日常生活や仕事で「打てば響く」という状況だと楽しいから疲れにくいし新しい発想もどんどん湧いて来る事でしょう。

私の場合は元々「何かを楽しむ資質がない」のに加えて子供の頃から日常生活、勉学、仕事でうまく行った!と思える出来事のない人生を送っていますし、酷い睡眠障害なので、日常生活で創作的な何かをしなければただ倦怠と眠気に耐える人生です。

しかし、若い頃に興味を持った創作系のあれこれと関わっている時間、そして自分自身が創作している時間によって、多少感覚が目覚めた感じになれるのを発見出来たのは幸運でした。

その創作仕事でも「人としては」退屈と苦痛が大きな割合を占めます。私自身の創作仕事は納得行っていますからそこは良いのですが、しかし社会人としては成功した事が無いわけですから「ただ倦怠と眠気に耐える人生」という感覚を強く持っています。私が創作や美に関わる事は、その不快を一時的に奥へ引っ込める、私にとっての殆ど唯一の方法でもあります。

創作にまつわる面倒臭さには耐えられる資質と才能が私に多少備わっていたのは幸運でした。


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