3歳の記憶

11歳娘。3歳の頃のこと思い出して話せるくらいに覚えてた。
「〇〇の時のこと覚えてる？」
聞いてみるとどんどんでてくる。
楽しかったこと
驚いたこと
おもしろかったこと

流暢にはなす。

姉夫婦が沖縄で結婚式をした話になった。
出発前日にお腹にいた二女の
30週目の妊婦健診に行ったわたしは、
高血圧ですぐに入院することになった。

だから、姉の結婚式には
わたしは参列していない。
けど、当時3歳の長女の記憶の中には
わたしもいたらしい。

今だ。

「お母さんは、沖縄いってないの。」

「え！？・・・あっそうかも。。」
どんどん顔が曇っていく長女

さみしかった…怖かった…
驚いた…いやだった…
なんでママは居ないか分からなかった…

3歳に戻って泣き出した長女。
当時は突然の入院宣告に私が動揺したし
動揺を抑えよう
落ち着いて話そう
て必死だった

わたしも頑張る
長女も一緒に頑張ってほしいっていう
メッセージを送った
泣きながら話した

弱さを見せてはいけない
子どもに心配かけてはいけない
その一心だった

私自身の不安や怖さを
無いものにするように

娘を想った

目の前の娘と
お腹の中の娘のことを想った
当時のことを思い出して
私も泣いた。
2人で泣いた。

3歳の長女にいっぱいありがとうした
よく頑張ったね。
堪えたね。

当時のわたしのことも
いっぱい労った。
本当によくやったと思う。

泣いて泣いて
「はぁ…すっきりした」
11歳は安心の顔をしていた。

それから
「そういえば」の話が始まった
・妹が生まれるまでは、みーんなひとりじめできてたこと
・ママの病院で遊んだの楽しかったこと
・産後、二女が2か月入院していたこと
・妹が知らないことがたくさんあること
・いろんな大人が関わっていたこと

ある日突然、
お母さんがいなくなった
3歳の気持ちに

8年経って親子で向き合えた夜。

ありがとう。

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「思春期、どんとこい。」
　　お茶の間で語れる　
　　　　性教育ナビゲーター　さとうゆきえ

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さとうゆきえの天心欒満

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