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「事実」と「現実」と「想像」を分ける〜繊細さ活用起業記〜

*この記事での「繊細さ」についてはこちら↓から*

仕事がキャンセル…どうしよう

最近の私、

契約が先送りになったり、
決まっていた仕事がキャンセルになったりと、

個人事業主ならではの
なかなかシビアな状況に置かれていたりします。


皆さまの周りでも、

学校がお休みになったり、
外出を控えるよう要請があったりと、

普段とは大きく異なる対応が必要な場面が
増えていることと思います。


今回に限りませんが、

なかなかなシビアな状況に陥った時といえば、

「ああ、また仕事がキャンセルになってしまった。
 悲しいなぁ…悔しいなぁ。
 この先の生活費、どうしよう…」

のように、

凹んでいても仕方ないことはわかっていても、
ネガティブな感情が押し寄せてくるものです。


今回のような状況は、
そうそう起こらないにしても、

起業して、事業を運営していこうとすると、

思わぬ出来事や、急激な環境の変化には、
必ず遭遇します。

それも、思いの他頻繁に。


「繊細さ」を持っていると、

こうした出来事一つひとつが
強い刺激になって、気持ちが高ぶり、

落ち着いて対処することが難しくなります。


しかし、その度に冷静さを失っていては、

それだけでくたくたになってしまいます。


そうならないために、
普段から、

「事実」と「現実」と「想像」をきちんと分けられるよう
トレーニングできると良いかもしれません。



「え?それって本当?」…意外に多かった「幻」

例えば、先ほどの、

「ああ、また仕事がキャンセルになってしまった。
 悲しいなぁ…悔しいなぁ。
 この先の生活費、どうしよう…」


これ、本当にそうでしょうか?


…別に嘘を付いているわけじゃないし、
現に悲しいし悔しいし、生活が不安なんだから、
本当に決まっている!

と思われるかもしれませんが、

ちょっと辛抱して、もう少しお付き合いください!


「本当?」というのには、理由があります。


ここには、
誰もが客観的に納得できる「事実」

一つしかありません。


“仕事がキャンセルになった”

これだけです。

あとはすべて、
主観的に創り出されたものです。


“悲しいなぁ…悔しいなぁ”は、
その人が「事実」をどう受け止め
どんな世界観を持ったかであり、

その人だけの「現実」です。

そして、

“この先の生活費、どうしよう”
つまり、
“このままだと生活していけない!”は、

その人の「想像」した未来です。


「現実」と「想像」は、創り出されたもの。

ですから、

「それって本当?」

という問うてみたのです。


はい…
意外に「幻」のような掴みどころのないものが
多かったりします。



今チャレンジするために、思考を方向転換

事業をはじめて身にしみて分かったのは、

予想外の出来事が起こった時に
悲しがっていても、悔しがっていても、
不安になっていても、

時間が過ぎるだけで、何も改善しない

ということでした。


今できることを探して、目の前のことに全力で取り組んで、
出てきた結果から、
次の一手を考えていくしかありません。

そのために、

ネガティブな感情に押しつぶされている時間はありませんし、

押しつぶされたとしても、

なるべく早く立ち直って、
気持ちを前に持っていきたいのです。


ところが、「繊細さ」は、
想像力がたくましくて思考も深いですから、

一度ネガティブな想像が膨らむと、
次から次へと止まらなくなってしまいます。


ですから、
ネガティブな方向へ想像が向きそうになったら、

方向転換できることが、とても大事です。


ポジティブ側に持っていければいいのですが、
無理をすると反動が大きいですし、

そもそも、
それができないから苦労してるのが、
「繊細さ」の特徴。

だから
無理してポジティブに持っていくのではなく、

「事実」と「現実」と「想像」を分ける方向に転換

です。


分析して考えていくことも、得意ですから(笑)


そして、

「現実」と「想像」は「幻」であることを
思い出してみるんです。



「事実」は一つでも、「現実」と「想像」は自由

私の周りには、

「仕事がキャンセルになったー。
 これはリニューアルのチャンスかもしれない。
 よし、動画講座をつくって、別の収益ルートをつくるぞ!」

という仲間がいたりします。


動画講座をつくったって、
収益に繋がるかどうかは分かりません。


でも、

「不安」を「想像」してびくびくしいても
何も変わらないことも知っています。


だったら、

今チャレンジすることを選べるような「幻」の方が、

よほど、気持ちも前を向いていい、と。


やるなぁ。
確かに、その通り。


「繊細」だからこそ、

気持ちを暗く沈ませる「幻」に捕まらないよう、
思考の方向転換をトレーニングして、

この状況を乗り越えよう!…と誓う日々です。

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