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自分への「ダメ出し」に気づく…“誰も守ってはくれない”の本当の意味〜繊細さ活用起業記〜

*この記事での「繊細さ」についてはこちら↓から*

“自分を大切にしましょう”以上の重さがあった!

「繊細さ」について学んでいた時、
自分への「ダメ出し」に気づくという趣旨の言葉を、よく目にしました。

起業前の私は、

自分を守るのは自分自身、
もっと自分を大事にしましょう
、ってことね

と、「確かにそうだなぁ」と納得もしていました。


しかし、起業した今。

この言葉は、かなり重要です。
真剣に受け止めて、取り組んだ方がいいと、
断言できます。


その理由は、

誰も守ってくれない

に尽きるのですが、

この

誰も守ってくれない

の意味が、
一般的に想像できるようなものとは、

全く異なっていたんです。



“誰も守ってくれない”の本当の意味

会社員から起業すると、当然ですが、

会社に所属することで提供されていた数々のものが
一気になくなります

・お給料や賞与
・通勤補助や出張の手当
・社会保険や雇用保険
・福利厚生のサービス
などなど…。

当然ながら、

・上司
・組織

もなくなりますから、
仕事上でトラブルが起きたとしても、
代わりに対応してくれる人はいませんし、
代わりにやってくれる部署もありません。

また、

・同僚

もいなくなります。


ここまでの、

誰も守ってくれないは、だいたい想像ができます。


しかし、ここからが重要です。


・上司
・組織
・同僚

がいないということは、

誰のせいにもできない

ということです。


え?
私、今までだって、
誰かのせいにするなんて、そんなずるいこと
一切してないよ!


はい、私もそう思っていました。


しかし、違いました


「あの上司、
 いつも否定ばかりで改善策は出さない…」

「あの部署、
 いつも書類が遅いんだよね…」

「あの人が、
 早く書類を回してくれない…」

「…だから、私の仕事が進まない」


これは自分のせいではない

と、なんとなく安心していた経験、
ありませんか?


起業して、自分で仕事を始めても、
全てが順調にいくとは限りません。

なんらかの邪魔が入ったり、
社会の流れに翻弄されたりして、

遅々として進まないことが多々あります。


自分のせいじゃないからしょうがない。


確かに、その通り。
だから、
そうやってやり過ごしていました。


しかし、

邪魔されようが、
社会情勢がどうであろうが、

自分がやらなければ、誰もやってくれません。

状況は悪化するばかりで、
不安と焦りが膨らみ続ける一方だったんです。


そんな事態に陥って、
はじめて思い知らされました。


“誰も助けてくれない”

“誰か(何か)のせいにして逃げられない”

という意味の方が、格段に重いこと。


起業前は、

上司、組織、同僚を、
自分が逃げるための理由にできました。

そして、起業後も無意識のうちに、

自分のせいではない

を理由にして逃げていました。


そして、

これよりももっと
重く真剣に受け止めたことがあります。

それは…


自分の“醜い部分”に向き合うときのために

誰のせいにもできないから、

自分の“醜い部分”に向き合わざるを得なくなること

です。


ずるさ、とか、

臆病さ、とか、

傲慢さ、とか。


うわぁ…と思いますよ。

そりゃぁ、ショックですよ。


こうなると、

恥ずかしくて、自分を責めたくなります。


でも、これに向き合って、
少しずつでも改善していかないと、

同じつまずきを繰り返して、
何も進みません。

自分に「ダメ出し」したって、
改善もしませんし、進みもしません。



そうなんです。

だから、

自分に「ダメ出し」しちゃいけないんです。


そもそも。


今あるその“醜さ”は、

これまでの自分に必要だったからこそ、
育ってきたものです。


ずるさは、
組織の中でうまく立ち回るためかもしれませんし、

臆病さは、
慎重にことを進めるためだったかもしれませんし、

傲慢さは、
臆病なヤツとナメられないためだったかもしれません。


今の環境に合わないだけと考えれば、
「ダメ出し」するようなものではないんです、本当は。



いつか、自分の醜さに気づいた時、

自分を責めて、
恥ずかしさと申し訳なさに、
穴があったら入りたい気分になってしまうのを、

できるだけ防ぐために、

今から、

自分への「ダメ出し」にすぐに気づけるよう、
練習しておくと良いと思います。


そしてもし、
気持ちに余裕ができたら、

「ダメ出し」に気づいた時に、

その「ダメ」な部分は、
今まで自分を守るために必要だったから、
今ここにあるのかもしれない

と思って、
これまでのことを振り返ってみるのも良いかもしれません。




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