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「立ち直る力」を育てる方法〜繊細さ活用起業記〜

*この記事での「繊細さ」についてはこちら↓から*

目標達成する人の共通点

私は、起業してまず、
キャリアコンサルタント&カウンセラーとして
活動をはじめました。


お悩みは様々…

就職活動がうまくいかない
現在の仕事と転職の相談
職場での人間関係の悩み
「ハラスメント」的な扱いを受けることの相談
治療と仕事の両立の相談
いわゆる「グレーゾーン」ゆえの不安や悩み

などなど…。


コンサルティングでは、
お話をお聴きしながら、この先の目標を設定しますが、

最も多かったのは、

就職する
仕事をする

という目標です。


あっという間に就職を決める方もいらっしゃれば、

これまでの経験から、
時間がかかる方(かける必要がある方)もいらっしゃいますが、

目標を達成する方には
ある、共通するものがありました。


それが、

立ち直る力

です。


これ、

就職に限らず、起業に限らず、

変化の激しい現代においては、
必ず持って欲しい力だと私は思っています。


そして、
私たちコンサルタントの重要な役目の一つは

立ち直る力を育てる

だと考えています。



自分にツッコミを入れられる力=立ち直る力

立ち直る力、最近では

レジリエンス、という言葉でも紹介されたりします。


文字通り、

何かあっても、自分の力でもう一度立ち直って
再度チャレンジしていくことができる力
のことなのですが、

あえて強調するほどのものでもないように思える方も、
いらっしゃると思います。


なぜ、
あえてこれを強調するか、ちゃんと理由があります。


それは、

思い通り、計画通り、予定通り、予想通りに
コトが運ばないことが、格段に多いから

です。


世の中そんなの当たり前だよ、と思いますよね。


では、
なぜ、思い通り、計画通り、予定通り、予想通りに
コトが運ばないのでしょう?


ちょっと面白い質問でしょ?


それは、

自分以外のなにかが決定権を持っていることが格段に多いから。


この点、
就職活動はとてもわかりやすいと思います。

どんなに自分が「入りたい」「一緒に仕事したい」と思っても、
どんなに面接の練習をして、自分のことを伝えても、

決めるのは会社側

会社側にも、いろんな事情や思いがあります。
採用・不採用の分かれ目は、これに合うか合わないかということ。


でも、
何社も受けて、その度に採用見送りの連絡がくると、

そのうち、錯覚してしまうんです。


自分のことなんて、
誰も必要としてくれないのではないか…


起業でも、これは同じです。

実は、私も陥りました。

営業しても仕事がもらえない、
サイトも反応が薄い、
申し込みがない、
記事のアクセス数も伸びない…


私って、そんなにダメ…?



こういう時に、

「いやいや、違うから!」

と、自分にツッコミを入れられる力

これが、

立ち直る力

です。


だって、本当に「違う」んですから!
ここはツッコミましょう!

物事の捉え方を、間違えているだけですから。



「ツッコミどころ」は、2つある

この「違う!」というツッコミ、

立ち直る力を育てる、大事な視点になります。


なにを間違えているのか?

それは、2つあります。


ひとつは、

ダメなのは「私」じゃなくて私が「やっていること」。

もう一つは、

自分がコントロールできないことを、
コントロールできると思っていること。


例えば、先ほどの、

 就職先が決まらない
 営業しても仕事がもらえない

についてみてみると。


まず、

 就職先が決まらない → 自分はいらない存在
 営業しても仕事がもらえない → 私って、ダメね…

私も陥ったこれ、

自信をなくすような経験が多かったりする「繊細さ」には
とても多くて、

え?違うの?!

と気づかないことすらあります。

ある一つのことだけを見て、
それが自分のすべてのように思ってしまっているんです。


でも、これって実は、

 就職先が決まらない
  → その会社の求める人材に合わなかった
 営業しても仕事がもらえない
  → 今は不要のサービス、もしくは、ちゃんと伝わっていない

といういうだけのことがほとんど。


そして、さらに、

 就職先が決まらない → 決めるのは会社側
 営業しても仕事がもらえない → 決めるのはお客様

ということですから、
そもそも、こちらでコントロールできるものではないんですよね。


つまり、

こちらでコントロールできないことに対して、
さらに、
たった一つのペケを、それが自分のすべてのように勘違い
して、

凹んでしまっているということ。


なんと、もったいない…。

でも、
本当に多いんです、こういうこと。


しかし、ここまでくれば、

立ち直る力の育て方も、想像できそうですね。


そう、

こちらでコントロールできないことだと理解して、
たった一つのペケであるだけだと理解して、

今、自分ができることを見つけようとしてみるのが、

よさそうです。


とてもシンプル。




立ち直って“ひょん”に出会おう

「スタンフォード式人生デザイン講座」(ビル・バーネット&デイヴ・エヴァンス、千葉敏生訳、早川書房、2019年)に、

「重力問題」という言葉が出てきます。

自分では解決しようのない問題のことです。


自分でコントロールできないことって、これと同じ。


だから、

自分が取り組むことができる問題を見つけ出して、

その解決に全力を注ぐことが、

自分ができる最善になります。


そして、

たとえそれがうまくいかなかったとしても、

「最善と思っていたことがそうではなかった。
 もっと他の問題があるはずだ」

と考えれば、
次の手を見つけようと、視野も広くなります。


そうして、
“ひょん”なことから、道が開けたりするものです。


この“ひょん”に出会うために、アクションを起こし続けるんです。


さて、
今日の自分には、どんなツッコミどころがあるだろう?

で、どんどん立ち直っていきたいものです。


*物事の捉え方のコツは、
 こちらの記事も参考にしてみてくださいね。



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