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自信の「根拠」を持つ〜繊細さ活用起業記〜

*この記事での「繊細さ」についてはこちら↓から*

根拠のない自信なんて持てない!

自分に自信が持てなくて凹んで、
何もできなくなっていた時、

こんな言葉をよく目にしました。


自分を信じると書いて、自信。

根拠なんていらないから、
さあ、自分に自信を持ちましょう!


確かにそうだよね…と理解はできるのですが、
実際に、根拠のない自信が持てたかというと、

私には無理!

できませんでした(笑)


何をするにも、ある程度の根拠が欲しいんです。

根拠のないふわふわしたものを信じるなんて、
なんと危険なことか…なんて思っていたりします。


インターネットが発達して、
誰もが簡単に情報を発信し、受け取ることができる時代。

言われたこと、与えられた情報は、
なんでも信じるのではなく、
自分の頭で考えて吟味してみることが必要な時代ともいえますから、

この気質も、
あながち悪いものではないんでしょうけれど。


「自分が自分を信じられない」

というのは、ちょっと違う。

何かを気力が起こらないし、
何をするにも怖いし、
なかなかにしんどいものです。


起業すると、このしんどさと動けなさは、
事業の大きな壁になります。


よし!このコンテンツでいこう!
 → いや、待て待て。こういう問題が起こりゃしないか?

このことを伝えたら、きっと役立つ人がいる。SNSに書いてみよう!
 → ちょっと待った!そんなこと書いたら傷つく人もいるでしょ。

申し込みページできた!さあ、宣伝するぞ!
 → 申し込みもらって、ほんとに対応できるの?


もう、一事が万事こんな感じ。

我ながら、
できない理由、不安のタネを探すのが、本当に上手。


こういう、根拠のない自信が
喉から手が出るほど欲しくなりますが。


無理!


でも、動けないのは困るので、
無理なりに工夫します。


そしてたどり着いたのが、

「根拠」を持つ

でした。


起業って、初めてのことばかりでしょ?
自信の根拠なんて、あるわけないじゃない…


はい、私もそう思ってました。


でも、意外にあるんです。

私だけじゃなく、誰もが結構持っていたりします。


これが原動力になって、
事業に必要な行動をして、改善を重ねていけるなら、

使わない手はありません!



根拠を持って自信を無くしたんだから…

前回の記事で、

私が起業して取り組んできた活動の一つに
就職支援があることをお話しいたしました。

この中で、

なんども不採用の通知をもらうと、
まるで自分が必要がない人のように感じてしまうことがあると
紹介しています。


就職活動に限らず、

うまくいかないことが続いたり、
周りから否定されることが続いたり
すると、

自分の存在意義に疑問を感じて、
自分がしていることにすら自信が持てなくなります。


みなさんも、

自信を無くした出来事、ありませんか?


思い出される出来事、
誰もが一つ二つ持っていると思います。



自信をなくすって、概ね、そういうこと。



ん?そういうこと…って、どういうこと?


それは、

根拠となる出来事や経験がある

ということです。

*概ね…というのは、
 そうではないケースもあるということなんですが、
 これについては、また別の機会に。


根拠を持って自信を無くしたんだから、

自信を持つのだって、根拠がいるでしょ?


とてもシンプル。



うまくいった記憶を、一番上に

自分に自信が持てない時というのは、

うまくいかなかったことばかり記憶に残っていて、

うまくいったことの記憶が埋もれてしまっている
もしくは、
うまくいっているのに、そう思えていない状態

であることがとても多いです。


人間って、なかなかよくできていて、

自分に必要な情報だけ
効率よく見つけられるようになっています。

そして、人間は、

自分はこういう人間だ

と決めたそのとおりに行動する傾向があります。


皆さんも、こんな経験ありませんか?

「今日から君は、課長だ」
と辞令をもらったら、
課長らしくあるための情報を探して、
課長らしく振る舞おうとしたり。

「あの芸人さんみたいに、面白い人になりたい!」
と思ったら、
あの芸人さんを研究して、真似して、
面白い人のように振る舞ったり。


意識的に、そう振る舞うのはもちろんのこと、
その自分に慣れてくると、無意識にそう振る舞うようにもなります。


うまくいかなかったことばかり覚えていて、

「また、ああなったらどうしよう」
「ああならないようにしなくちゃ」

とばかり考えていたとしたら…。


私は、
この状態に、見事に陥っていました。


だから、声を大にして言えます。


うまくいった時の記憶を呼び戻してみること
うまくいった所を探しておくこと

が、大事。

うまくいかなかったことの中に埋もれさせないように、
意識して、
記憶の一番上にのせて
おきたいくらいです。



小さな記憶が行動の原動力になる

これまでの人生の中で、

初めての経験、
逆境を乗り越えた経験、

たくさんあったはずなんです。


自転車に乗ること。
私は、なんどもコケました。
でも、今は立派に乗れてます。

自動車を運転すること。
私は、卒業検定2回落ちてます(笑)
でも、今は車大好き、立派に乗りこなしています。


え?そんな小さなこと?

と思うような、小さなことでいいんです。


だって、
“人生初”を乗り越えたんですもん。
すごいことでしょ?


こういう小さなことから、芋づる式に、

あれもできてた、これもできてた、

が見つかってくるものなんです。


あれもできる、これもできる、
ああ、それも得意だった!


これが、行動の原動力の一つになります。


それでも、
自分では気づかないことがたくさんありますから、

プロであるキャリアコンサルタントと探すと
なかなかに面白いです。


たくさん思い出して、

記憶の一番上に、ぜひ、置いておいてくださいね。


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