好き勝手に生きてゆく〜ドイツにこぐる修行のたび⑪〜
『ジャイロキネシス®︎レベル2 for dancers』のマスタートレーナー向けコースは昨日で無事に終了。バーゼル空港から日本に帰ります。
わたしは今年57歳なのだけど、とてもスクスクと育ってきました。大学受験で失敗して浪人したり、就活で失敗したり。就職した新聞社では、取材記者から内勤に飛ばされたこともありました。
とはいえ、どこにいてもどうなっても『今、この状況がベスト』と信じて生きてきました。
大きな挫折を味わうこともなく『やりたいと思うことは努力すれば叶う』とこの歳までわりとフツーに思っていました。
でも、そうじゃないのね。
そう思ったことがありまして。
『骨格的に無理』とか『脚が高く上がらない』とか。
そういうのはどうにもならないし、今さらアスリートやオリンピック選手になるわけじゃないので、ジャイロトニック®︎メソッドを通じて自分のできることを積み重ねていけばいい。
からだに関して言えば、VFP®︎のおかげで今回、いろいろ面白い感覚に出会えて楽しかったし、2つは並行してわたしの人生のベースとして大切にしようと改めて思いました。
こういうのは、自分でなんとかできること。
でも、そうじゃないものもあって。
自分が生まれてきた環境や備わってきたものを外側から評価される場合は、自分の力じゃどうしようもないわけで。
だからといって、外側の評価に合わせる必要もないし『そういうことなら生きたいように生きればいい、ただそれだけ』と思ったのでした。そんなの当たり前なんだけどね。
よくも悪くも『好き勝手に生きてゆく!』でいいんだよね、と思った旅でした。ギャポー。
※
さて、ドイツ。
スーパーマーケットが楽しすぎて毎日行ってしまった。オーガニックなものが当たり前に並んでいるし、オーガニックなわりに安い。
豆乳やオーツミルクが豊富。
わたし、今回初めて『ココナッツヨーグルト』なるものを食べました。プレーンヨーグルトがミルクではなくココナッツミルクでできてて、ほんのり甘くて美味しい!しかも重たくない。保冷バッグにコッソリ入れて持って帰りたかったぐらい、ハマりました。
ルッコラもどっさりパックで安いし、ブルーベリーやクランベリーが安くて美味しい。自炊には最高でした。逆に外食はきつかった。
量が多いし、味も単調で。
違うレストランに行っても、同じ味なのが不思議でした。魚料理のバリエーションがないからなのかもしれません。
『ベジタリアン』はどのレストランでも充実してるので、どこに行っても困らないのはありがたかったです。
ルームシェアした秀人さんとの暮らしも快適でした。彼とルームシェアしたおかげで、ランチブレイク、夜のワインタイムにものすごくノートを書きました。←マニュアルがないので。
一人だったら「ダンサーさんに教えないし」って思って書かなかったかも。
秀人さんのペースがまた面白かった。
すごくたくさんワインを飲んでおしゃべりしてると思ったら、突然「おやすみなさーい」と自分の部屋に帰っていくし、朝もスタジオに行く前に「ちょっとギター弾いてから行きます」とギターの練習をしてから出かけるし。
きちんと自分の心地よさを大切にしたペースで暮らしている人。
だから、他人の時間も大切にしてくれるし、有意義です。秀人さんとなら、ルームシェアしても大丈夫!←そう思っているのはわたしだけかもしれないけど。
それから。
相変わらず英語はまだまだだったけど、めちゃくちゃながらも開き直ってしゃべってきた。
また頑張ろうー!
では、日本に帰ります。
着いたその日から鎌倉でコースを受講!というムチャクチャな人生ですが、いいのいいの。
好き勝手に生きてゆく、のだから。