Absolute Ego Danceと東風
高校時代、体育の授業で創作ダンスを作らなくてはならなかったのだけど、わたしのグループは『真夜中のおもちゃ箱』という作品をつくった。
人間が寝静まった真夜中。
おもちゃ箱の人形やロボットが動き出し、自由に踊る。
そして、朝が来る時間にはみな、何事もなかったようにおもちゃ箱に戻っていく、というストーリー。
もちろん、妄想狂のわたしが考えました。てへ。
そのとき使った音楽がイエローマジックオーケストラの『Absolute Ego Dance』。
これを聴いた瞬間に「人形やロボットに阿波踊りをさせる」アイディアにスイッチが入り、とても楽しく踊ったのを覚えてます。
そして『東風』。
こちらもYMO。
先日、亡くなられた坂本龍一さんが最後にピアノで演奏していたのが素晴らしく。
映画館で泣きました。
YMOとして発表された『東風』はもちろんシンセサイザーの曲ですが、ピアノソロでもあるんだなぁと思ったらピアノでも違うアレンジがありました。
ひとつは超絶技巧な感じで、鳥肌がたつようなカッコよさ。
もうひとつは、Junya Watanabeさんのショーのために編曲したようですね。
とてもやさしくて柔らかい。
最後に坂本龍一さんが演奏されたのを聴いて感じたのは、どんなにピアノが上手な人が『東風』を弾いたとしても、あのニュアンスは出せないんだろう。
音もまた、その人そのものなのだ、と。
よかったらぜひ。
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