小さな小さな一歩だけれど
『捨てる』が苦手です。
基本、ビビリなんだもの。
書類を捨てたら「あの書類どこ?」って聞かれるかもしれない。
いただきものを捨てたら「あれ、使ってる?」と尋ねられるかもしれない。
買った靴の箱や紙袋、手紙、絵葉書、お寿司のテイクアウトでたくさんもらった醤油やガリ、カスカスに乾いたおしぼりまで後生大事に持ってるオレ。
誰かに全部、捨ててもらわないとそのうち家の中がモノで溢れて、オレは溺れ死ぬかもしれん!とすら思っていました。
が、しかしです。
年明けに『掃除道』の本を読み、掃除に目覚めたオレ。毎日、掃除をしていると汚れるのがイヤだからできるだけ余計なものを増やさない!と思うと、とりあえず今、目の前にあるいらないものを捨てられるようになりました。
そして、その感覚がジワジワとオレを侵食したらしく、ついに!とうとう!やりました!
数年間、部屋の隅に置いていたいらない洋服を捨てることに成功しました。
イエーイ、やったぜー!
毛玉がいっぱいできたセーターや何万年前のもの?と思うようなスカートやシャツ。
7、8年前にリサイクルショップで買ったので軽くすり切れてたりするのに、なかなか捨てられずにいました。
だって、わたしのところにあるってことは、わたしに選ばれて、ここにきてくれたってこと。
そう簡単には捨てられない。
それに、洋服は捨てかたがあまりよくわからなかったのです。
でも、最近いらない靴を捨ててみて、シューズボックスのスペースを見て、なんだかちょっとウットリした気分になった。
「ジャイロキネシス®︎でからだのなかにスペースをつくるのと似てるー。スペースがあるとゆったりするのねー」
そのスッキリ感のおかげで、服も少しだけ捨てられた。とはいえ、まだ捨てなきゃいけないものは実はドッサリたまっていて、服もまだまだいらないのがクローゼットの中に潜んでいるし、書類やら紙袋やら、開きたくないダンボールがいくつもあるのです。←なぜ?
もしかしたらこういうの、ちょっとずつ片づけられるかな?
と思いつつも『苦手克服!』と思うと結構ストレス。頑張り過ぎずに自分のなかにその気が育ってきたらやればいいかな、と。
とりあえず小さいけど一歩前進!
まずはそれで十分だぜ。