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オーストラリア大学院進学への道

2024年5月現在、オーストラリアの大学院に通っている筆者。
そこに至るまでには当然さまざまなプロセスを必要としました。
今回は、オーストラリアの大学院に進学するにあたり必要な手続きなどを簡単に解説していきます。


大学院進学のプロセス

大学院に進学するには当然、まず大学からの入学許可をもらわなければなりません。日本の場合は「入試」があって、合否が出て、入学手続きをして…というのが一般的な流れですよね。

しかし、オーストラリアの場合は「入試」はありません。
(というか、欧米の大学はほとんどない気がします…)

代わりに「入学要件」というものが掲げられており、それを満たすことを証明する書類を提出しなければなりません。その書類を大学が査収、条件を満たしていることが確認できれば入学が許可されます。

そのため、受験生がやるべきことは
①書類集め
②出願
この2つのみです。
出願したらあとは大学からの返事を待つのみ。

出願に必要な書類

では具体的に何が必要なのかというと、私の大学の場合は下記の書類の提出が求められました。

・大学の卒業証明書
・大学の成績証明書
・英語力を証明する書類

現在通っている大学を含め2校に出願しましたが、2校とも同じ書類が求められました。オーストラリアの大学の場合はこの3つを出すのが一般的かなぁと思います。
アメリカやカナダなんかでは推薦状が必要になることもあるみたいですが、オーストラリアの場合は求められませんでした!

卒業証明書、成績証明書は大学の専門窓口に依頼して発行してもらいました。多分各大学、対応する部署や窓口があると思うので詳しくは母校に尋ねてみてくださいね。ちなみに、成績についてはうちの大学はGPA2.7以上が入学要件に挙げられていました。
※下記ページ参照
https://www.uow.edu.au/study/study-abroad-exchange/studyabroad/enquire-and-apply/how-to-apply/application-criteria/


英語力を証明する書類とはずばり英語テストの結果です。IELTSやTOEFLを提出するのが一般的ですが、Cambridge Advanced and Cambridge ProficiencyやPearson Test of Englishの結果も受け付けています。ちなみに、求められるスコアは出願するコースによって異なります。大体人文系のコースの場合はIELTS6.5以上を求められることが多いです。「それってどれくらいの英語力なの?!」と気になる人は文部科学省の出している下記の対応表をぜひご覧くださいませ。

https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/117/shiryo/__icsFiles/afieldfile/2016/05/24/1368985_15_1.pdf

もちろん、書類はすべて英語で準備します!

出願~合格通知を受け取るまで

以上の書類を準備したらいざ出願!!
…といっても留学エージェントを介しての手続きだったので、ただエージェントに書類を送るだけでした。

ちなみに出願料はかかりませんでした!
いくつか大学を見ているなかで、シドニー大学は出願料100ドルの支払いがあるようでした。大学によって違うみたいなので、詳しくは各大学調べてみてくださいね。

エージェントが先方に書類を送り出願完了。

そしてわずか4日後に合格通知が届きました。
つまり必要書類さえ揃えてしまえば、あとは割とスムーズに進むといえるようです。

ちなみに私は2023年2月入学で
2022年2月半ばに出願、入学許可をもらいました。

約1年前には入学許可をもらっていたのですね。
ただ、こんなに早く動き出す必要は必ずしもないと思います。
いくつかの大学で迷っていたので、最終的に入学手続きをしたのは11月ですし。
とはいえ、あまり直前になると家探しやフライト予約などやらなければならないことがたくさんあって非常にドタバタになると思います。そのため、遅くとも入学の3,4カ月前には入学手続きを終えた方がいいのでは、というのが個人的な見解です。

留学エージェント

ちなみに私が利用したエージェントはこちらです。

https://www.iccworld.co.jp/

アジア・オセアニア地域の留学エージェントならここ!
というくらいの大手みたいです。

ちなみに私が利用したときは出願~入学手続きだけなら無料でした。

現地での住まい探しなどのサポートを依頼するとそこで料金が発生するとのことだったので、私は入学手続きまでにしてすべて無料の範囲内で済ませました。

いろいろエージェント会社はありますが、私はこちらを利用して本当に良かったと思っています。担当者の方もみなさま丁寧で、最後まできちんとサポートしてくださいました。
※あくまで個人の感想です。


以上、大学院入学までの流れを簡単にご説明しました。
必要書類さえ揃えてしまえばOKなので、「入学すること」のハードルはそれほど高くないのではないかと思います。

そのため、日本人にとっての一番のハードルは
英語力証明書の取得=英語テストで結果を出すこと
ではないでしょうか。

これに関しては、私もみっっっちり勉強しました。
具体的な勉強法については、また別の機会にまとめたいと思います。

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