Yukie/英語コーチ

プロ英語コーチ/英語講師 ウーロンゴン大学(オーストラリア)の修士課程在籍。 専門は英…

Yukie/英語コーチ

プロ英語コーチ/英語講師 ウーロンゴン大学(オーストラリア)の修士課程在籍。 専門は英語教授法。 どういった勉強法が日本人の英語習得に役立つのか?を日々研究しています。

最近の記事

世界大会に行ってきました

前回の投稿からだいぶ間が空いてしまいました。 実はその間、アルティメットの世界大会に参加していました。 8月31日~9月7日までゴールドコーストで世界大会が開催されており 日本女子代表に通訳兼戦略アナリストとして帯同していたのです。 選手としてではなく、スタッフとしての世界大会参加は初めてだったので とても良い経験ができました。 いろいろなことがあった中でまず一番自分の中で印象に残っていること。 それは通訳のスキルが格段に上がっていたということ。 これまでも選手

    • 身体が資本ですね。

      先週の更新を怠ってしまいました…。 実は先週の水曜日から、体調不良によりダウンしておりました。 原因はまったくわからないのですが、症状としては食あたりのような感じでトイレとお友達でした。 木曜日は幸い授業がなかったので1日中家で過ごし 金曜日はバイトだったのですが暇すぎ&体調悪すぎで早退し 帰宅後はずっとベッドで過ごしました。 土日はアルティメットの合宿だったのですが 土曜日は欠席、日曜日はなんとか参加したものの ベストコンディションからは程遠く… そして今日、

      • 参考文献の探し方

        大学の課題はいろいろな種類があります。 essay(論文)、プレゼン、グループワークetc. どんな形態であれ、必ず求められることがあります。 それはreference(参考文献)の提出です。 大学院のレベルになると 自分の考えひとつ述べるにも必ず根拠が必要になります。 「私は〇〇だと思います」 だけだと、単なる個人の感想になってしまいます。 「××なので、私は○○だと思います」 と、自分の考えの裏付けとなるものを示さなければならないのです。 その際の裏付けは必ず

        • TESOLで第一に求められること

          TESOLがどんな学問なのか? については先日の記事で触れました。 今回はもう少し踏み込んで、具体的にTESOLでどんなことに取り組んでいるのか?を少し書いてみたいと思います。 ウーロンゴン大学のTESOLコースにはさまざまな科目があり いろいろな角度から英語教授法を学べます。 科目名を並べてみるだけでもそのバラエティの豊かさがわかりますね。 Theories of Second Language Learning Methodology in Second Lan

        世界大会に行ってきました

          4学期目が始まりました。

          早いもので、オーストラリア生活も1年半になりました。 これまで1年半も勉強してきたことが信じられません。笑 先週から春学期が始まりました。 4学期目、最後の学期です。 ちなみに今学期取っている授業は下記の通り。 Text and Context English in Specific Context Curriculum Design and Evaluation for Adult Learners Emerging Issues in Educational Tec

          4学期目が始まりました。

          TESOLという学問

          私は現在オーストラリアのウーロンゴン大学の修士課程に在籍しており TESOLを専攻しています。 これは Teaching English to Speakers of  Other  Languages の頭文字をとったもの。 つまり、英語を母国語としない人たちに対して英語をどのように教えるのか?を研究する学問です。 日本語では「英語教授法」と訳されます。 1960年代の初めごろから学問として隆盛し始め 今では世界中、主に非英語圏で研究が進んでいます。 オン

          英語が話せれば「グローバル人材」なのか?

          先日Yahooニュースでこんな記事を見かけた。 簡単にまとめれば、帰国学生の女性が就活や実際の業務を経験する中で感じたやりづらさや悩みを綴った記事である。 その中でひとつ、私の目を惹いた一文があった。 「……英語って、ただツールなだけで、結局お客さんは日本人だし……」 【英語はただのツール】 これを読んだとき 正にそう! と思わず大きく独り言ちてしまった。 日本ではまだまだ英語話者が少なく 英語が話せるだけで「優秀」「すごい」などと評価されることがある。 そ

          英語が話せれば「グローバル人材」なのか?

          Chat GPTでライティング対策

          さて今回のIELTS受験に際し Chat GTPを活用したライティング対策を実施してみました。 前回(2年半前)に受けたときはろくにライティング対策をせず受験し 見事に玉砕した私ですが(笑) 今回はちゃんと対策して臨み、ライティングでは7.0を取りました。 本当は7.5以上を目指したので目標達成にはなりませんでしたが 前回から1.0スコアアップしたので少しは自分を褒めたいと思います(^^) さて、冒頭で述べたように今回はChat GTPを使ってライティング対策してみ

          Chat GPTでライティング対策

          久々のIELTS受験:パソコン受験のメリット

          6月の半ばに約2年半ぶりにIELTSを受けたわけなのですが。 今回はパソコンでの受験でした。 最寄りのテストセンターではパソコン受験にしか対応しておらず 選択の余地がなかったのです。 前回は紙ベースでの受験だったので、パソコンベースでの受験は少し不安がありましたが 結論から言うと、私はパソコンベースの方が好きです。 好き、というかやりやすいと感じました。 それぞれのセクションについて、パソコンベースのメリットを書いてみたいと思います。 ①ライティング 一番メリット

          久々のIELTS受験:パソコン受験のメリット

          IELTS結果

          IELTSの結果が届きました! 今回はパソコンでの受験だったので、結果が出るまで4日間と非常に早かったです。 お知らせもメールで届きました。 どうやら紙ベースのテスト結果も届くようですが、それはまだ届いていないです。 (テストを受けてから現在9日目) 気になる結果は…?! リーディング:7.5 リスニング:8.5 ライティング:7.0 スピーキング:7.0 オーバーオール:7.5 前回よりは上がりましたが… 正直満足はしていません。 特にリーディング…。 前

          IELTS受けてきた!

          先週の土曜日 IELTSを受けてきましたー!! 2年半ぶりです。 ビザを申請する関係でスコアが必要だったので受けなければならなかったのです。 それぞれのセクションについてはまた細かくご報告しますが 全体的な印象としては、【前回よりも疲れていない】です。 以前の記事でIELTSがいかに疲れるテストか、というのはすでに書きました。 日本で受けたときにはとにかく脳みそが疲弊して疲労困憊!という感じでテストを終えたのを覚えています。 その印象があったので、今回もそうなる

          IELTS受けてきた!

          私のIELTS対策②リスニング

          リーディングに関してはとにかく実践あるのみ! という勉強法でした。 それに対しリスニングはというと こちらもとにかく実践あるのみ!!! で取り組んでいました。笑 具体的にはYouTubeにアップロードされている、実際のIELTSのリスニングテストの音声を使って問題をひたすら解いていました。 私が使っていたのはこちらのYouTubeチャンネル↓ 1週間ごとに新しい動画がアップされます。 常に新しい問題に取り組めて便利ですね。 ちなみに、記述式の問題の場合はたまに解答

          私のIELTS対策②リスニング

          私のIELTS対策①リーディング

          大学院進学には、IELTS6.5以上を取得する必要がありました。 当時の私の英語力は未知数。というのも、TOEICなどの英語テストをしばらく受けていなかったからです。 仕事で常に英語は使っていたし、それほど低くはないだろうと思いつつも 一体どれだけスコアが出るのか…?!と不安でした。 結果だけ先にお伝えすると、オーバーオールは7.0でした。 しかし、各セクションを見ていくとだいぶ偏りが。笑 リーディング:8.5 リスニング:6.5 スピーキング:6.5 ライティング

          私のIELTS対策①リーディング

          IELTS受験の思い出②スピーキングテスト

          前回の記事に続き、IELTS受験の思い出です。 とにかく疲れた!! が1番の思い出のIELTSですが 他にも強く記憶に残っていることがあります。 ひとつめは隣の人。 貧乏ゆすりをしたり 消しゴムの使い方が豪快だったり 何かと気になる人でした。 そんな人の隣で2時間45分、集中力を保つのはなかなかに難しかったです。笑 そしてもうひとつ強烈に覚えているのはスピーキングテスト。 正直、特にコレといった対策をせずにぶっつけ本番で臨みました。 それでも、 YouTu

          IELTS受験の思い出②スピーキングテスト

          IELTS受験の思い出①全体を通して

          オーストラリアの大学院進学に向けてIELTSもしくはTOEFLを受ける必要があったのですが 私はIELTSを選びました。 TOEFLのスピーキングはパソコンに向かって話す形式と聞き なんとなく、人相手のIELTSの方がいいなぁと思ってIELTSを選んだのです。 そこまで深い理由ではありません。笑 IELTS受験を決めてから約半年間しっかり勉強し、いざ受験へ!! もう2年経ちますが、いまでもいろいろと覚えています。 一番記憶に残っているのは とにかく疲れたというこ

          IELTS受験の思い出①全体を通して

          オーストラリア大学院進学への道

          2024年5月現在、オーストラリアの大学院に通っている筆者。 そこに至るまでには当然さまざまなプロセスを必要としました。 今回は、オーストラリアの大学院に進学するにあたり必要な手続きなどを簡単に解説していきます。 大学院進学のプロセス大学院に進学するには当然、まず大学からの入学許可をもらわなければなりません。日本の場合は「入試」があって、合否が出て、入学手続きをして…というのが一般的な流れですよね。 しかし、オーストラリアの場合は「入試」はありません。 (というか、欧米の

          オーストラリア大学院進学への道