運が味方してくれた住居・・・New York留学準備・・・61

オーナーさんと日時をすり合わせ、ビデオチャット開始。
画面の中に、日本人奥様と、日本語が挨拶程度のご主人が写っていた。
2人とも、私の子どもたちと同年代だろう。
どういう背景で募集したのか、どんな部屋なのか、どんな暮らしぶりか、
一通りの説明をしてくれた。

私が使う予定の部屋は、今はまだ入居中で、退去後に掃除と片づけをして、詳しい部屋の画像を送ってくれるという。そして1番心配していた通学に関しては、電車で1時間ちょっとでマンハッタンに行けるので、ご近所にも通勤通学をしている人はいるとのこと。

その他、私の様々な要求に、柔軟に対応してくれたうえに、募集要項では10月1日からとなっていたが、私の渡米に合わせて、11月下旬からでもOKとのことだった。
さらに、部屋を探すためにわざわざB&Bに泊まるのなら、キャンセルして空港からそのまま来ればいいと言ってくださった。
私には願ったり叶ったりだ。
思い入れのあるB&Bに宿泊できないのは少々残念だが、宿泊代は浮くし、
部屋探しもしなくていい。なによりデポジットもいらなければ、この先、
家賃や食事の心配もしなくていい。
そして、学校が始まるまでの1週間は、銀行口座を開いたり、日本大使館に行くなど、生活するための手続きが必要になるため、チャイルドケアは生活に慣れてからでいいと言う。

条件が良すぎて何だか落ち着かなかった。
失礼を承知で、あまりに好条件すぎて、騙されているのではないかと思ったことを正直に話すと、笑いながら聞き流してくれてホットした。

部屋から学校までドアtoドアで、片道1時間半~2時間ほどかかったり、
その他、多少のデメリットはあるものの、圧倒的にメリットが多い。
突然降って湧いたビギナーズラックに飛びついて、即決した。

未だに渡米を反対し、苦言を呈してくる人たちの、心無い言葉にへこむこともある中、オーナーご夫婦の親切や、住居が決まった事への友人たちからの祝福の声、さらにキャンセルしたB&Bのオーナーからの応援の声に、嬉し泣きをしてしまった。

運が味方をしてくれたと思った。
いいんだ、私はニューヨークに行ってもいいんだと思えて、気持ちが明るくなった。
大きな感謝をしながら空を見上げ、その先にずっーと続いているNew Yorkの空を想った。

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