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【一日一恥】発信するって何だろうねって最近よく考える

日記を書き始めた。

理由は単純で、私自身に日参しているブログがあること。HPを立ち上げて「ブログ」というタブを作ったからには、なんか更新しといたほうがいいだろうと思ったこと。3月末で退職してフリーランスになったものの、新型コロナウイルス感染症の影響でそれなりに暇になったこと。などが挙げられる。

最後の理由は「お仕事もらえてうれしい! すっごい忙しい」とライターさんがTwitterに書いている場合もありやや不安になるが、直接知り合いのライターさんと話をすると「いやいや、どこも大変でしょ。観光系・食事系とか大打撃だよ」と言われる。今年の目標は「焦らない」だ。根気強くいこう。

日記を1週間続けてみて、わかったことがある。

【良かったこと】

・毎日発信することで「Twitter」「自分」「発信」などについて考えるようになった。「いいね」がつくようにタイトルを工夫したり、そもそも「いいね」はどういうときにつけているか考えたり、「共感」について考えたりする時間が増えた。

・日参するブログについて、読者として分析する時間ができたこと。それぞれ私なりに「あ、ここ好きだな」ってポイントがあって、それはその方の日記の大きなテーマにも関わっているよねーと思った。当たり前だけど。

つまり私もテーマを持って日記を書いたほうがいいんじゃないの? と。でも私が持っていることといったら「編集者」「ライター」「夫」「フリーランス」「女」「アート」「美大卒」「食べ物」「ダイエット」「犬好き」とかそのくらいか? って感じもするのでこの辺は煮詰める必要があるよね。

ちょっと話はずれるが、わたしが日参するブログは現在のところ3つある。通い歴が長い順に紹介しよう。(文章量が多くなってもうたんですが、どこも素敵なので読んでみてください)

毎日更新はしていないものの、画家の武藤きすいさんのすんばらしい画力によりイングリッシュコッカースパニエル(犬)のかわいらしい日常が描かれている。もう通い始めて4年は経っているかもしれない。気が付いたら吸い寄せられていた。最近は日常に猫が加わったのだが写真もイラストも両方かわいい。わたしがアメリカンコッカースパニエルを飼いたいと思ったきっかけにつながるわんこたちだ。(イングリッシュのほうが体が大きいので断念)犬の顔が私の好きな系統。マズルがたるってしてんのよな。武藤さんの絵画も美しく、好きすぎてグループ展にも足を運びました。ほかにも読みに行く犬系ブログがあったけど、(たいてい見つけたときに過去にさかのぼって一気読みする)仕事が忙しくなって減ってしまった。そうそう。武藤さんの暮らし方(自宅で犬とともに暮らしながら仕事をする)にあこがれるんだよなぁ。チンチラもかわいいねんな。ふわふわ。

作家の辻仁成さんが編集長を務める(たぶん)デザインストーリーズ。この中に辻さんご本人の日記も含まれる(たぶん)。いつから日参しているかなぁ。気が付いたらしているなぁ。辻さんはわたしが人生で初めて読んだ男性作家さんなんだなぁ(たぶん)。江國香織さんが好きで『冷静と情熱のあいだ』を読んで、男性バージョンを書いた小説にも手を伸ばした(つまり男性作家が書いたものだと意識して読んだ本として初めて)。この方の日記に惹かれる理由はフランスで暮らしているシングルファザーということにあるんだと思う。日本人の両親を持ちながら異国で育つ息子さんの大変さ(想像)、文化の違い、教育の違い、などなど、勉強になることがわんさかでてくる。海外で子育てって「勝手にバイリンガルに育つじゃん、お得~」っていう安直な考えを持つ私がいるんですが、読んでいると「おいおい、まじかよ大変じゃん」って現実を知るみたいなことも多い。私の中での『憧れと現実のあいだ』という感じ(うまいこと言えてへんで)。他国に住んでいる日本人のコラムもあり、「へー!こんな方がいらっしゃるのか」という驚きと、その方を通して他国の風を知ることができるのでまじで好きなのである。ただのファンです。

なぜこんなに笑えてしまうのか。デイリーポータルZで編集・ライターをされている古賀及子さんのブログです。人柄が思い切りよく出た文章なんだなぁ。すばらしか! 子どもたちが出てくるのだけど、その生活ぶりから「古賀さんの血を受け継いでいる」感じがして「人間ってこうやって脈々とつながっているんだなぁ」と壮大な感想を抱いてしまう。ご長男さんが中学受験をされたエピソードあたりを読んで気になって(中学受験媒体の編集をしていたので)、そのあたりからよく読んでいる。すばらしか!(二回目)

それ以外にも日記みたいにTwitter運用している奈良美智さんとかもよく読んでいる。映画や音楽をよく聞いている感じなのに、なんであんなに制作できているのか時間の使い方が謎すぎるの。私の時間の使い方が雑すぎるのか?

で、話は戻るけどほかに日記を書き始めてよかったことは、

・自分の文章の癖を知ることができた。例えば、文章の初めに短文で「●●し始めた」という感じで置くことが多い。これがいいか悪いかはこれから自分の中で消化するとして、癖を知ることはいいよねー。

良かったことってそのくらいかなぁ。あ、悪かった点は、「文章力のなさを痛感する」「ネタがしょうもない、おもしろくない」「公開していて意味があるんか」「むしろ仕事にマイナスに作用してへん?」って落ち込むことである。

まあ、いくら落ち込んだってしょうがない。落ち込んだところで自分は変化しないからな。……がんばろ。


ーー🐶

※共同マガジン「一日一恥」は、「恥をものともせず、むしろ公開していこうじゃないか」をコンセプトに、曜日ごとに担当者が更新しています。ゆきどっぐ🐶は木曜日担当です。来週も、よろしくね!

ゆきどっぐ🐶先週の記事は『外出自粛が落ち着いたら、自分のための写真集を作るよ』。

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