紅はるか

血糖値は冷やしたさつまいもを食べるとどうなるのか?

こんにちはゆうき(@yukimytrainers)です。

今回は「冷やしたサツマイモ(紅はるか)を食べると血糖値はどのようになるのか?」これがテーマです。

以前、温かい安納芋を食べると血糖値がどのようになるのか実験しましたが、かなり血糖値が上昇してしまいました。

結果

それがこのグラフですが、血糖値が92も上昇してしまいました。

今回も同じようにサツマイモを食べてみたいと思いますが、前回と違う点は2つです。

1.食べたサツマイモは「安納芋」ではなく「紅はるか」である事
2.蒸かした後、12時間程度常温でゆっくりと冷ました事

「紅はるか」は安納芋と同じ蜜系のサツマイモで糖度がとても甘い品種です。それを蒸かした後ゆっくりと冷ますんですが、これはでんぷんをレジスタントスターチに変化させるためです。

以前、冷やしたご飯を食べると血糖値はどのようになるのか検証したことがありますが、その時リスナーさんに「急速に冷やすとレジスタントスターチになりにくい」という指摘を受けたので、今回はゆっくりと常温で冷やそうと思います。

実験開始

サツマイモ

では出来上がりましたので食べてみたいと思いますが、前回の安納芋の時と同じ質量の128gを食べてみたいと思います。

焼き芋である安納芋とは水分量が多少違うと思いますが、血糖値にめちゃくちゃ影響が出るというほどでもないと思います。

空腹時血糖値は110未満が正常範囲ですが今回は86でした。

30分後は138です。

30分後

温かい安納芋の時と比べるとかなり血糖値が抑えられています。

60分後は147です。

60分後

ここが血糖値のピークとなっていますが安納芋よりも緩やかに上昇しています。

90分後は115、120分後は92でした。

血糖値が110を下回りましたのでここで測定は終了です。


結果

120分後

これが今回の結果になります。

オレンジの線が温かい安納芋、ブルーの線が冷やした紅はるかです。

安納芋の血糖値上昇幅は92、紅はるかの上昇幅は52でした。

このようにサツマイモの中でも糖度が比較的高い両者ですが冷やした紅はるかの方がかなり血糖値が抑えられています。

品種の違いで血糖値上昇に影響が出ているかもしれませんが、紅はるかをじっくりと冷やしたことによるレジスタントスターチが影響しているかもしれません。

どちらがより効果があったのかは今回の検証だけではわかりませんが、冷やした紅はるかの方が血糖値の上昇が緩やかで上昇も小さいという結果になりました。

今回の検証が何かの役に立てれば大変うれしく思います。この動画を見てらっしゃる方で自分が食べたらどの程度血糖値が上がるのか気になる方は是非自身でも計ってみてください。

では今回は以上になります。


読んでいただければそれだけで満足! アナタの貴重なお時間を頂きありがとうございます!!