人は見た目が…何%???
去年、こんな記事を書きました。↓↓↓
最近も、これにまつわるエピソードや思うことがあったので、とりとめもなく書いていきます。
①ある日の、仕事中での1コマ。
私は10年以上、こども園で働いている保育士です。
しかし、体育科の大学を卒業しており、前職12年間はスポーツトレーナー。
ある日の仕事中。
クラスも階も違う、あまり話したことのない乳児の若い保護者ママさんに、帰り際の玄関で急に声をかけられました。
「あの~。先生って、何かスポーツで身体を鍛えられてるんですか?」と。
…ん???
いきなりで、ちょっとビックリした私。保護者さんにまで、私の前職など公開はしていない。
「えーと、そうですね。趣味でバドミントンしたり、ロードバイクっていう自転車で走ったりしてます。なんでですか?」
「どんなことされてるのかなと思って。ジムとか行ってます?」
「ジムは昔、働く側でやってましたけど。今は全然です。」
近くに良いジムがないか知りたいのかな?
でも私、とっくにインストラクターちゃうねんけど。
「実は、私最近、走り始めて。マラソンやりたいなと思ってるんです。」…なるほど。
「いいですね、私も30代の頃はマラソンも走ってました。」
「やっぱり。どんなトレーニングがいいのかなと。ジムは行ったほうがいいですか?」
なんだ、この会話。めっちゃ懐かしいぞ。
その保護者さんと、マラソンやジムについて色々話をしたあと、なんで私に声をかけたのか聞いてみました。だって、園内には他にも先生はいっぱいいるのに。
「私、そんなに体育会系っぽく見えますか?」
「はい、見るからに。それにアンダーアーマーのシャツ着てはるんで、絶対にそうだと。普通の保育士さんにはなかなかいない体型ですし。」
なるほど。確かに。
アンダーアーマー着てて、運動に無頓着なぶよぶよ体型な人、あんま見ないわな。ザ・トレーニングウエアだもん。
中年女性、しかも保育士でこんなん着てる人は稀で異質だし、いかにも感が出すぎてたか。周りはキャラものエプロン姿とかばっかだからね、この業界。
仕事着も、考えなくては。
自分はやっぱ、見るからに体育会系なのか、と。嬉しいのやら悲しいのやら?ちょっと複雑な気持ちになりました。
②ある日の、買い物帰りでの1コマ。
とある休日。
近所のドラッグストアに電動チャリで買い物に行ったときのこと。
買った物を前カゴに入れ、さあ帰るか、と狭い駐輪所から出す時に、ひょいと持ち上げてバックし方向転換した私に、近くにいたオジサマが急に声をかけてきた。
「その自転車って、軽いんですか?」
…え??? 戸惑う私。
「いえ、普通に重いほうだと思いますよ。20kg以上あるんで。」
だってカーボンロードバイク2台分以上の重さだもん。
「そうですか。電動自転車ってどれも重いですよね。軽いのがないものかと探してるところでして。」
「はぁ。。。」
「なんか、女性が軽々持ち上げてらしたんで。急に失礼しました。」
まあまあ小綺麗で紳士的に見えたそのオジサマは、そう言って去っていきました。
どゆこと? 私が怪力女だってこと???
帰ってからそのことを夫に話すと、
「そやろ。その馬鹿力を一瞬で見抜いたそのオッサンがすごいねん。一見、細身の女性が軽々と電動チャリを持ち上げてたから、ビックリしたんやろ。普通、あんまり持ち上げては動かさへんのちゃう?」と。
そうか。
確かに私は現役の頃、背筋力は正しい記録で165kgぐらいあった。脚力も使ってズルな測り方をすれば、背筋力計で軽く200kgを超える数値を持ち上げていた。
ベンチプレスも、自分の体重分を上げていたっけ。
握力も45kgとかだった。たぶん、馬鹿力女に部類するんだろう。
なんか私の怪力自慢話みたいになってしまったが、特筆すべきはそのオジサンの、一瞬で見抜いた目だというお話でした。
③新総理・新内閣を見て思ったこと。
新総理が、石破さんになった。
私は、この人の顔がキライだ。喋り方も、すごく嫌。
麻生氏・トランプ氏に次ぐ順で、生理的に受け付けない。見たくないから、テレビもニュースもますます観なくなるだろう。
XなどのSNS上では、この新内閣発足の写真について
「口ぽか~ん」「腹ぼよ~ん」「裾だら~ん」と話題になっているのだとか。
ひどいね。
こんな腹ボテ爺さんたちに日本の未来を託すなんて。もっと若い人はいないのかしら?
残された未来の短いシルバークラブの上流階級高齢者たちが、何十年先の未来をどれだけ考えてくれるのだろう。
【顔が嫌い】【見た目が受け付けない】というのは、正当な理由だと私は思う。こんな年齢になれば、風貌は自己責任ですから。
本性やそれまでの生き方が、顔に出るのよ。だらしなさも、体型や身なりに出る。
人に優しく慎ましく生きてきたならあんな顔にはならないし、節制して健康に気遣って生活してきたならあんな体型にもならない。
年齢を重ねてきた人ほど、見た目に言い訳はできないはず。
リーダーシップを取る立場になる人に、そんな謙虚さや優しさなどいらないと言えばそうなんだけど。
高級料亭の食事ばかりしている人、億・兆単位の国家予算を動かしている人に、庶民感情はきっと分からない。
だから政治家は全員信用ならない、とまでは言い過ぎかもしれないが、この人なら頑張ってほしいと思う人も今は全然いないのが正直なところ。
私は政治に疎いので、政策や制度改革にあれこれ物申すつもりはない。
けど、ニュースで見たたった1枚の写真から、新内閣になんの期待も持てないことだけは分かった。
保育士という職業は、これからの未来を担っていく、子どもたちを育てる場。
政治には期待せず、若い世代の教育の場で自分にできることを、これからも貢献していきたいと思う。
きっと、私にも社会の中で担える役割があるはずだから。と、改めて思いました。
さ、今日も謙虚にお仕事がんばろーっと。
おしまい。
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