見出し画像

カヤックで知床半島一周①(決起会で)

「とっても楽しいツアーを企画しました。カヤックで知床半島一周と羅臼岳縦走登山ね」というメッセージと共に、知床での絶景が盛り込まれたブローシャが3枚ペロンと送られてきたのは今年の3月。 ツアー催行日は6月23日〜3泊4日+α(天候により追加可能性含む) 「このコロナ渦中にそんなこと考えるんや!?」と「これからの観光業」を鬱々と考えていた私には正直、衝撃な事でした。。ですが、しばらく知床の断崖横を走るカヤックの画像を見ながら考えたのは「カヤック初体験に近い私がこんなハードなスケジュール!?大丈夫かな」や「でもまだ3か月あるからちょっとトレーニングしてみたらいけるかな。」という、参加することを前提に漠然としたもの。。。しばらくして「断らんのんか~い」と自分で突っ込んだほど無意識に行くことを決意していたようでした。(他人事かっ) 今までそれ程、スポーツやアドベンチャー旅行に率先して行くタイプではなかった私が「行く!」と二つ返事したものだから、誘ってくれたくせに!(笑)アドベンチャーツーリズムを率先して行っていらっしゃる〈Spirit of Japan Travel〉代表の高山社長(私が所属するJARTA/持続可能な観光を促す旅行会社アライアンスの代表理事)は「ほんとに?」と驚く始末。   そこからはもう、その旅行を考えただけで、遠足前日の小学生のように(実は私は、遠足に行きたいと思った覚えは一度もないけどね。)わくわくとドキドキが止まらない。。幸せな日々が始まったのです。  

どうですか。皆さん。 旅程に「熊が出ます。とても危険です。」とか持ち物の中に「熊除け鈴」とか「ヘッドランプ」とか書いてあるのって。そしてそれ見てニヤニヤしてる中年女性ってアウトですかセーフですか。いやそもそもアウトって何ですか。という意味不明の問答を続ける3か月。行くまでもがなんかよくわからない楽しみ方をしていたように(今となっては)思います。 

画像5

しかし流石に出発1か月前をきった辺りであまりにカヤック体験が少ない事がえらく気になってきて(そりゃそうでしょ。70キロカヤック漕ぐんです。4日間で)リーダーの高山さんに淡路島トレーニングをお願いし、初心者3人でアワアワ・・わちゃわちゃぶりを発揮。 さぞかし高山さんは「え。。。こ、、この人たち。。。大丈夫かな」と青ざめた事でしょう。。終わってから真顔でした。苦笑 

そして出発1週間前。。Amazonの大きな箱に入ったキャンプ用品と、父が家のどこぞから出してきてくれた防災グッズ等とのパッキング格闘が始まる。ミニマルを目指した私。熊を寄せ付けないために香りの強い化粧品を避けて、、と書かれていた注意書きにドキドキしながら「これもいらなーい。それも出しちゃえー」と驚く程の小さい荷物のパッキングに成功したのです。

画像3

さて。いざ出発はというと。。
私達関西組は京都から、キャラバンに色んな大荷物を詰めた高山号で敦賀港~新日本海フェリーで何とも優雅な1泊2日の船旅によって苫小牧まで運ばれました。 CO2を出来るだけ削減した状態での移動は、飛行機に乗るより少し後ろめたさが軽減された気がします。

画像4

苫小牧には夜遅くに到着のため港近くの宿泊施設に泊まり、翌朝早くに出発。他のメンバーと合流する女満別空港へと5時間のドライブ。(私達女性陣は全く運転しておりませんけど。。ね。) 念願の北海道ラーメンを食し、オシンコシンでメンバーの意識を高めあってから最終目的地である知床の奥地、岩尾別に到着したのは15時頃でした。高山さん、、長距離ドライブ。ほんとにお疲れ様でした。。感謝しかない。

どんどん続く。         

→②話はこちらからどうぞ!




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?