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カヤックで知床半島一周!②(前夜祭にて)

女満別空港からの移動途中オシンコシンの滝での決起会を終えた私達が向かったのは、知床の町を通り過ぎて更に奥地へ。Wi-Fiの電波も消えた、もはや今はメンバーの聖地ともなってしまった<岩尾別ユースホステル> 現在、休業中のところ、今回臨時オープンしてもらったという贅沢な状況。

とはいえ、ユースホステルです。妙齢を重ねて贅沢に慣れ切ってしまったもはやダメ人間(特に私)にはかなり衝撃的な施設であったことを否定するつもりはない。  まず、自家発電で動く施設。あ、これアマゾンの宿泊施設で一度体験したから人生で2度目。 
何が影響するかって、施設の隣にでっかい発電装置があって、オーナーさんが寝る前に「就寝~」と電源をバンッと落とし(当然、全館真っ暗闇になる。月明りが素敵♪( ´∀` )とか最初はのん気。)そしてオーナーさんが起きて電源入れると「ゴーッ」と音と共に電灯がつく。(そこでいつもなら充電出来てるはずの携帯は電池空っぽ(´;ω;`)ウゥゥという洗礼を受ける。。そんなことちゃんと考えることすらできない現代人≒ダメ人間(2)をはっきり自覚)

次にお部屋。2階にある【コケモモ】という名の2段ベッドが4つある8人部屋。この部屋に8人! 綺麗に畳んであるお布団とシーツはパリっとしていて清潔感あるのでほっとするもののルームフレグランスは「ムーンライト★カメムシ」。姿は見えないのにほのかな香りを残してくれてる。。ふふ。。(;'∀') 

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お風呂は男女分かれていて、結構広いのでシャワーする人とバスタブに入る人で何人か入れるかと思いきや、温水器が恥ずかしがり屋でセンシティブだそうで一人づつしか入れない。ま、でもこれはプライベートを守ってくれてると思う事にした。

トイレも男女分けされた共有のもの。そして、ぼっとん! うわー。田舎にあったぞ。用を足すと「ぽっとん」と音がするから「ぼっとん」トイレ。子どもの頃は下が暗くて見えないから怖かったけど(でも直ぐ慣れた強い子でした。)今やひたすら田舎を思い出す懐かしい風物詩。 

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でもでも、そんなことが全部吹っ飛ぶくらい(私には)素敵だなあと思ったのは、この窓からの景色。朝も昼も夕も、私は階段踊り場にあるこの窓からの景色を見る度立ち止まってうっとり見入っていました。 


そして、熊や鹿がよく散歩しているらしいユースホステルの前で羅臼岳を背にして観た夕焼けの素晴らしいこと。

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あまりに素晴らしくて皆で佇んでると、少し燻した匂いがほんわりしてくるユースホステルの方角から
「夕ご飯ですよ~!」と聞こえてきて思わず「はーい!(お母さん)」と応えてしまいたくなる衝動。 わかりますよね。。。 
喜び勇んで戻りました。 

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そして、オホーツク老人ことオーナーの関口さんが私達を待ち構えて熾してくれた囲炉裏の火は、明日からの出発前夜祭と称する目くるめく北海道の幸をおいしく調理してくれたのでした。

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大量のホッケにカマンベールに(これはほんの一部です。。)お刺身やらもう本当に豪華絢爛。クラシックビールも進みすぎたものの明日の朝3時30分起き招集を頭の端っこに残しつつの幸せ前夜祭は、やはり20時にはお開きになったのでした。 

明日はいよいよ出発です。

→第③話はこちらから



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