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印象派ドビュッシー初の我が子に捧げる作品、ための曲 #07

今日にぴったりな、今日のための音楽を紹介

クロード・ドビュッシー(1862–1918)/  子供の領分

前回紹介した、フォーレが親しくしていたエマ夫人の子供に作ってあげた組曲『ドリー』実はエマ夫人、その後ドビュッシー と不倫関係になりそのまま駆け落ちしてしまう。そして43歳にして初の我が子を授かったドビュッシーは娘を溺愛し、曲を捧げる。今日はそのある意味姉妹曲?であるピアノ作品を。

(1000文字くらいで毎回収めようと心がけるものの、そうするとまったくまとまらなくてとても濃いドビュッシーには触れないようにしようと思っていたけど触れてみよう、この文を書くことでまただいぶ文字数は増える)

印象派ドビュッシー、初の我が子に捧げるピアノ曲『子供の領分』

ドビュッシーはクラシック音楽の歴史においてとても重要な分岐点に生きた作曲家である。というかこの頃のパリの芸術は、全てが生まれ変わろうとしていた(好きですこの時代のパリ。ベルエポック!)

そんな彼がこの作品を作ったのは、すでに作曲家としてのある程度地位を高めていた頃。こちらも全6曲からなり、タイトルはエマ夫人が英国好きだったことからフランス語ではなく、英語表記。

ピアノ作品としては、和音の響きや調性が斬新で難解な彼の傑作である『映像』や『喜びの島』の後に作られているが、こちらは譜面ズラは簡単そう。
しかしこれは、子供のために書かれたのではなく、大人が子供らしい気分で楽しめるようにと作られたそう。ということでこちらも難しい。

ピアノがそんなに上手くないので、ゴリウォーグのケークウォークをわたしが弾くとただの子供になってしまう!!

6つとも個性的なタイトルがついている。

第1曲 グラドゥス・アド・パルナッスム博士
    Doctor Gradus ad Parnassum
第2曲 象の子守唄
    Jumbo's Lullaby
第3曲 人形のセレナード
    Serenade of the Doll
第4曲 雪は踊っている
    The Snow is Dancing
第5曲 小さな羊飼い
    The Little Shepherd
第6曲 ゴリウォークのケークウォーク
    Golliwogg's Cakewalk

 
印象派(音楽の時代だと近代)の作曲家には、同じ時代の絵画ともよく精通していることもあり、タイトルと作品の関係性がとても面白い。


なんだかちょっとずつ言葉を削り削りまったく怖がっていたらあと200字くらい余裕がある。けれど止まらなくなるし面倒になる前におしまい(なんて中途半端なんでしょう)


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