ハッピーなバレエ音楽を聴いて気分をあげなくちゃいけない日、のための曲 #04
今日にぴったりな、今日のための音楽を紹介
レオ・ドリーブ(1836−1891) / バレエ『コッペリア』
なんだか世間は日本の政治に対して不満があるらしく、抗議をしている。らしい。詳しく情報を入手せずにsnsに流れてきたことだけを頼りにヒートアップしていくのはどうなんだろう、と思ったり、思わなかったり。広い世界とつながっているつもりでいるけれど、結局自分のもと流れてくる情報は自分がフォローしていたり、もしくは同じ考えを持った人たちの意見だけなのではないだろうか。それだけでなにがわかるんだろう、と思ったり、思わなかったり。言葉に責任は持つのは難しい。
ということで、明るい音楽を聴こう。音楽はいつでも何処へでも連れていってくれる。
ハッピーなコミカルバレエ音楽を聴いて気分をあげよう、のためのコッペリア
この作品は、フランスのロマン派最後のバレエ作品として知られている。
ドリーブがこの作品にとりかかる頃のパリでは、バレエの芸術としての価値が弱まっていた。そこでパリ・オペラ座でもう一度活気を取り戻すために!と生まれたのがコッペリア。
コッペリアとは美しい人形の名前で、気難しい変わり者の人形づくり職人のコッペリウスが作ったもの。そこには婚約中の村娘のスワニルダと青年フランツが住んでいた。ある日フランツは人形とは知らずにコッペリアに恋をしてしまう(!)それに怒ったスワニルダが友達と一緒にコッペリウスの工房へ意地悪をしにいく。
そんなこんなで(とてつもなく、略)フランツも最後には恋した相手が人形だったことに気づき、スワニルダとめでたく結婚する!という物語。(終わり方には演出によってだいぶ異なる)
人形がテーマなのでカラフルでコミカルなシーンも多く、みていてとっても楽しい。ちなみに音楽だけでもその情景がしっかりと伝わり、舞踊としての構成がすごくしっかりしているのでとても充実感がある。
そしてこの後に生まれることとなる人形をテーマとした有名なバレエ作品、チャイコフスキー(ロシア)のくるみ割り人形にも影響を与えている(はず)
これを最後にバレエの中心的な地位がパリからロシアに移った、と思うと、なんだかまた愛おしく感じてしまう。コッペリア
長いので一幕だけ(かわいい)
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