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オペラや交響詩を聴きたいなら、リヒャルト・シュトラウスをどうぞ のための日 #18
今日にぴったりな、今日のための音楽を紹介
R•シュトラウス(1864–1949)/ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら
ちょっと久しぶりにオペラが生でみたいなあと思って公演情報を調べてみたけれど、案の定どこも公演中止か延期中であった。そうだよなあ、そうだよなあ、と思いながら諦める。ウェブ配信なんかで視れたりもするけれど、何だろうあの、終演後のあの、会場を後にするときに感じる外気の気持ちよさだったり心地よさだったり、そういうものも含めて感じたいのだ。ということで、愉快な曲を聴こうかな
オペラや交響詩を聴きたいなら、リヒャルト・シュトラウスをどうぞ
ドイツロマン派後期の作曲家で数多くのオペラ作品や交響詩を手がけた人といえば、彼である。
彼の言葉に『音楽に描けないものはない、ティースプーンですら描ける』というものがある、それくらい彼の描写は素晴らしい。情景が容易に目の前に浮かび上がってくるのだ。
今回は彼が31歳の時に作曲した交響詩。はじめはオペラ作品にしようと取り掛かるが、前作のオペラ『グントラム』の失敗を受けて交響詩にしたそう。(交響詩とは文学や絵画からインスピレーションを受けた標題音楽。シュトラウスは北ドイツティル・オイレンシュピーゲルの伝記を気に入っていたのでオペラにしたかったが失敗は避けたかったので、コンパクトに交響詩でまとめた)
出だしの弦楽器のイントロダクションは「むかしむかし・・・」と表している。まさに物語のスタート。その後に続くホルンソロのフレーズは何度か登場するが、耳馴染みが良くて思わず口ずさんでしまう。
一度吹奏楽に編曲されたバージョンを聴いたことがあるけれど、やっぱり弦楽器がなくちゃなあ、と思った記憶がある
のだめで、千秋先輩が出場するコンクールの課題曲としても登場する(なかなかいうことの聞かないホルン奏者にキレるシーン!)
いたずら好きで周りを困らせてばっかりいたティルの様子を表すホルンのフレーズは、いつ聴いても難しそうだなあ、と思う(まるで人ごとのよう)
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